吉野家の常務取締役企画本部長の「生娘をシャブ漬け戦略」発言からわかる、「おじさん達」の世の中の感覚との致命的なズレについて

昨日ひさしぶりにFacebookを見ていたら、吉野家の常務取締役企画本部長が講師として登壇した早稲田大学の社会人向け「デジタル時代の総合マーケティング講座」で「生娘をシャブ漬け戦略」と発言したことがネットで話題になっているようだった。

この話の元になったFacebookの投稿を読むと、吉野家の常務取締役企画本部長は「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男の高い飯を奢ってもらえるようになれば、絶対に食べない」などと発言していたと言う。

この発言は完全にアウトで論外だが、僕が一番驚いたのは、こうした発言を大勢の人の前で平気で話してしまう大企業のお偉いさん(以降わかりやすさのために「おじさん達」と表記する)の世の中の感覚との致命的な感覚のズレについてだ。

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(推測できる)おじさん達の本音

おそらくだが、この人(吉野家のお偉いさん)は先程の表現が受講生達に伝わりやすい、あるいはおもしろく伝えられると思って話をしたのだろう(そうでなければさらに重症ということになる)。

昨年名古屋の河村市長が金メダルを噛んだことも記憶にあたらしいが、この時もおそらく河村市長は彼なりの「サービス」で、金メダルを噛んだのだ(と思う)。

つまり(これもおそらくだが)吉野家の常務取締役企画本部長にしろ、河村市長にしろ、表向きは謝罪をしているが、おそらく彼らの本音は「冗談のつもりだったのに、なんでみんな怒っているのだろう。世知辛い世の中になったな」というところなのだ。

そう。彼らの問題は(発言自体も問題なのは言うまでもないが)彼らの(世の中の感覚との)致命的な感覚のズレなのである。

透明性の高い社会の到来

今年の4月1日にも、NTTの社長が入社式で「女性には女性の、男性には男性のよさが」と発言しこれまたネットで話題になった。

権利意識の高まりとSNSの普及により、いわゆる「おじさん」達のこの致命的な感覚のズレがどんどん世の中に露呈する状況になっている。

この傾向はこれからも強まるだろう。

つまり、その人の人間性が全方位でウォッチされる、透明性が高い社会が到来しているということだ。

たとえば大企業のお偉いさんになり、普段は「まともな人」を演じていも。今回の吉野家の常務取締役企画本部長の騒動のように、「本音」「普段から考えている思考」がふとしたきっかけで世の中に露出する社会になりつつあるということだ。

そしてこの傾向はこれからどんどん強まっていくことだろう。

わかりやすく言うと、仮面を被って生きている人は、化けの皮が剥がれやすい世の中になりつつあるということだ。

今回の騒動を受けて、大企業のお偉いさんをはじめとしたおじさん達は戦々恐々としていることだろう。

(彼からすると)ちょっとした失言で、企業のブランドを大きく毀損することになり、キャリアを失うリスクが高まっているということだからだ。

ますます原稿を棒読みする人が増えることだろう。

そしておじさん達のスピーチは今よりさらにつまらなくなっていくことだろう。

今回の騒動は「他山の石」

しかし一方で、この問題は僕自身を含め、どんなに若い人にとっても、「おじさん達の失言」と笑ってすませられる問題ではない。

どんなに若くても、僕達は歳をとっていく。

そうすると、世の中の動向をウォッチし、世の中に取り残されないように努力していない限り、いずれ僕達も「おじさん化」してしまうということだ。

僕も今年40になろうとしていて、そのトランスフォームに片足を突っ込んでいる状況だ。

今回の騒動を受けて、誰よりも自分自身が「おじさん化」しないように努力しなければならない。そう決意をあらたにすることになった。

そう。これは誰にでも将来起こりうる、「他山の石」なのだ。

誰もが気をつけなければならない話だということを忘れてはならない。

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この記事を書いた人

滝川 徹

1982年東京生まれ。

慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得、2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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