人生でもっとも苦しい時期は、いつかいい思い出に変わる–9年前昇進が遅れたことは、僕の人生で起きた一番いい出来事となった

2011年6月、僕は昇進が遅れた。

会社の同期のほとんどが昇進する中、僕は昇進することができなかった。

そのショック、苦痛は今ではほとんど思いだすことができない。

おそらく当時は人生でもっとも苦しかった時期だったんじゃないかなと思う。

それだけ、当時の僕は一生懸命仕事をしていた。その分、昇進できなかったことことは僕に大きなダメージを与えた。

でも不思議なもので、9年くらいたつと、どれだけ苦しかったか。忘れてしまっている自分がいる。

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当時の日記ブログを読み返してみても、つらかったことは伺えるが、あいかわらず前向きにがんばってブログ記事を書いてる自分の姿があった。

他の記事を読んでも、あきらめずに前に進んでいこうという強い意思を感じる。若かりし頃の昔の自分を、「えらい」と褒めてあげたい。

当時元テニスプレイヤーの伊達公子さんの本をよんで、以下の分を引用していた。

「いいときも悪い時も、その瞬間に甘んじていたら、先に何も確証がないのがテニスの世界。いい状態を維持したければ、今の状態よりも更に上を極めたいという野心が必要だし、悪い時は悪いときなりに、自分自身を信じなければならない。もっとも、調子が悪いときに自信を持つことは非常に難しい。
自信とは-自分を信じるところから始まる。
何よりも私がこだわっていたのは、試合よりも試合を迎えるまでのプロセスを大切にすること。だから負け続けるときこそ、ポジティブに物事を捉え、やるべきことをいいとき以上に強い意志でやり遂げるフィジカルとメンタル両面のエネルギーが必要となる。
この法則を把握してから、どんなときも後ろを振り返らずに、前へ前へ突き進む姿勢を学んだ。」

伊達さんも書いてるが、自分を信じるって時にむずかしい。

自分を信じるとは、自分の可能性を信じること。特に、思うように人生が進んでいないように感じる時は、なおさらそれがむずかしくなる。

苦しい時って、人生に絶望する。先が見えなくなる。この先うまくいかないのではないかと悲観的になる。そしてとにかく、今がとても苦しい。夢から覚めた時、「また現実にかえってきた」と感じる。

「人生あきらめられたら、どんなに楽だろう」と思う時すらある。

希望なんてもたず、ただ目の前の仕事に追われ、生きているほうが楽ではないか。そう思うことだって、ある。

でも、僕はあきらめられない。おそらく、後悔したくないんだと思う。

たとえ人生が僕の思うようにうまくいかなかったとしても、やるだけのことはやった。そう言いたいのだと思う。

自分の可能性を信じて、自分の人生、ベストを尽くしたと言いたいのだと思う。

おそらく9年前の僕も、そう思っていたはずだ。そして、今の僕がいる。

そして今ふりかえると、9年前昇進が遅れたことは、僕の人生で起きた一番いい出来事だったといえる。

苦しかった記憶も、いつかなくなるんだよね。そしてそれは、よい出来事に変わってしまう。これが人間の記憶の不思議。

そう思うと、苦しい時期も「悪くない」と少しは思えるんじゃないかな。

苦しい時期は、今できることを、淡々とやっていこう。

こういう時こそ、自分を信じてみる。強い意思をもって、全力で目の前の毎日を過ごしていく。

疲れた時は休んだっていい。とにかく目の前の1日1日を、全力で取り組んでいこう。

また時がたてば、きっと今がいい思い出に変わるだろうから。

その時を楽しみにしておこう。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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