人のことを批判したり、バカにする人は、同じだけ自分自身を傷つけているという衝撃-自分を大切に扱うために、最も大切なこと。

衝撃的なことに気がついた。

人を批判したり、バカにすればするほど。

僕達は他ならぬ、自分自身を知らぬ間に同じだけ傷つけているという、事実だ。

僕はずいぶん長い間、このことに気がつかず、自分自身をたくさん傷つけてきた気がする。

もっと自分自身を大切に扱えばよかった。

そのために必要なことは、他人の生き方を肯定する、認めてあげることだった。

たとえ自分から見て、他人の行動や生き方が間違っているように思えたとしても。

「お互い、好きに生きたらいいよね」と。

そう、認めてあげたり、肯定してあげられたらいい。

そうすることで、僕達ははじめて。

自分が好きに生きることを、許してあげられるようになる。

自分自身を肯定できるようになる。認めてあげられるようになるのだ。

だから、自分自身のために。

人のことを批判したり、バカにする習慣を捨てよう。

今日は僕の経験から、どうして他人を批判したり、バカにすることが、自分自身を傷つけることにつながるのか。

そのメカニズムをわかりやすく説明したうえで、自分のことを大切に扱うために必要なことについて書こうと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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他人を批判してしまうメカニズム

たとえば職場の同僚に対して、「もっとこうしたらいいのに」と思うことはないだろうか。

正直に告白しよう。僕はメチャメチャある

「もっと効率良く働けばいいのに」とか、「もっと思ったことを堂々と発言すればいいのに」とか、「どうして定時に帰れないのだろう」とか。

しょっちゅう思っている。

全く余計なお世話だし、そんなふうに感じる自分がイヤになる。

でも、この事実をまずは認めないと、はじまらない。

そうして他人を批判している時、僕の中で何が起きているのか。

それは、自分の価値観(たとえば、「こう生きるべきだ」という考え)に照らして、他人の行動をジャッジ(評価)しているのだ。

先程の例で言えば、「効率よく働くべきだ」「堂々と発言するべきだ」などと。

他人に対して「こうするべきだ」と感じている。

これは、僕の中に「こう生きるべきだ」という軸があることを指す。そして、その軸をもとに、他人をジャッジしてることになる。

問題は、この「ジャッジ」が「自分にも返ってくる」ということにある。

大切なので、もう一度

大切な話なので、ここまでの話をもう一度整理しよう。

他人をつい批判したり、バカにしてしまう人には、「こう生きるべきだ」という軸がある。

そして、その軸から外れている他人の行動を見て、「こうすべきだ」と他人をジャッジ(評価、時には批判)している。

たとえば、「人は、堂々と発言をすべきだ」と自分が思っている(軸)。

堂々と発言していない同僚(=自分の軸から外れている)を見ると、「彼(彼女)は堂々と発言すべきだ」とジャッジしてしまう。

問題は、この「軸をもとに、他人をジャッジする」という習慣が、自分に対しても行われるということだ。

ここまでは理解できただろうか?

それでは、次に進もう。

同じように、僕達は自分自身を傷つけてきた

自分に対するジャッジは、無意識に行われるから、タチが悪い。

僕達は、自分自身へのジャッジ、攻撃には気がついていないのだ。

たとえば、「何かをあたらしくはじめよう」と思った時。

ブログを新しくはじめたい。YouTubeをはじめたい。そう思った時。

無意識に、「そんなことやったって、どうせうまくいかない」とか、「たいしたことないくせに」などと、自分をジャッジしてしまう。

別の例をあげると。

時には自分のしてしまった行動をふりかえり、「なんでそんなバカなことをしたんだ」「やっぱり自分はダメだ」などと、自分を強く責めてしまったりもする。

ここまで読んだあなたなら、きっと少し心当たりがあるのではないだろうか。

そうして僕達は、他人を厳しくジャッジする時と同じように。

自分自身をメチャメチャ批判し、バカにしてきたんだ。

本当に自由な人は、人を批判しない

本当に自由に生きている人は、人のことを批判したり、バカにしたりなんてしない。

それは、彼(彼女)らに、「こう生きるべき」という軸(固定観念)がないからだ。

自分自身が、好きに、自由に生きている。

だからこそ、「みんな好きに、自由に生きたらいい」と思っている。

他人がどう生きようが、「好きにしたらいい」と。

あたたかい気持ちで眺めていることは容易に想像できるはずだ。

そこで、僕の提案

他人のことを批判したり、バカにするのはもうやめよう。

他人のことを批判したくなったり、バカにしたくなる気持ちは理解できる。

そうして生まれた感情自体を否定する必要はない。

感情は、自然と感じてしまうものだからだ。

大切なのは、その感情を感じた後の対処だ。

そうした感情があらわれた時、「でも、好きに生きたらいいよね」。

そう言えたらいいと思う。

そうして、他人が好きに生きることを、認める。肯定する。

それができるようになった時。

僕達は自分のことも同じように、認められるようになるだろう。

自分の生き方を、肯定できるようになるだろう。

まとめ

人を批判したり、バカにするのはもうやめよう。

それは、人に対して厳しく接すれば接するほど。僕達は自分に厳しく接することになるからだ。

思い返すと、僕もずいぶん他人にも、自分にも厳しく接してきたように思う。

それも、ほとんどが無意識だった。

もっと自分のことを大切にすればよかった。あらためて今、思う。

もっと他人を、そして自分を愛そう。

そのスタートが、他人が好きに生きることを認めること。肯定することにある。

「みんな、好きに生きたらいいよね」と。

自然とそう思える日がくることを、僕は楽しみにしている。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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