人から意見を言われると感情的になるのは、ほんとは「ダメなヤツ」と知られたくないから

人から注意されたり、自分が一生懸命取り組んでることに口出しされると、感情のスイッチが入ってしまうことがある。

やたら感情的になってしまうのだ。

たとえば、一生懸命取り組んでる仕事で、同僚から意見を言われたとする。

冷静に考えればただ意見を言われただけなのに。

自分が否定されたように感じて、感情のスイッチが入ってしまう。

怒りを感じ、拗ねてしまったりする。

どうしてこんなふうに反応してしまうのだろう。

答えが知りたくて、探求してみた。

探っていくと、思わぬところに答えがあった。

それは「人に弱みを見せられない」という自分の性質に原因があった。

他人に弱みを見せられない人は、人から意見されると感情的になってしまう。

それは、ほんとは弱い自分を他人に見せたくないからだ。

そのことを自覚できるようになれば、この問題は自然と解決していく。

どうやったら感情的にならずに他人の意見を受け止められるようになるのか。

その方法がわかったので、今日は僕が探求していった思考プロセスを紹介しよう。

そうすることで、きっと同じ悩みをもつあなたの役に立つはずだ。

順に説明していくこととする。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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「ダメな自分を見せたくない」という隠れた本音

具体的な例があったほうが、説明はしやすいだろう。

今日は、一生懸命取り組んでる仕事に同僚から意見された時にスイッチが入ってしまう時のことを考えてみることとする。

同僚から意見を言われると、僕は自分が否定されてるように感じる。自分がダメなやつのように感じてしまう。

そんな時は、同僚に対して「そんなふうに指摘されると、否定されてるように感じるんだよねー」とサラリと言えてしまえば、きっとこの問題は解決する。

しかし、そうサラリと言えない自分がいることに気がついた。

なぜだろう???

ここが、今回のポイントだ。

言える人にはなんてことのない一言のはずだ。

それが言えない理由。それは、それを言おうとした時にどんな感情が自分に生まれるか。

考えてみるとわかる。

僕は、「ダメな自分を見せたくない」という感情が生まれることに気がついた。

それを言った時に、同僚に

「なにこのめんどくさい人」

「繊細な人」

「弱い人」

そんな印象を持たれるのがイヤだと感じてることがわかった。

実際に発言してみたら、そんなふうにきっと思われないだろう。頭ではわかっている。

でも、そう思われるのが怖くて。

僕は今まで同僚に対し自分の弱みをさらけだしてこなかったように思う。

そもそも一人でがんばらなければ、感情的にならない

そもそも、感情にスイッチが入ってしまうケースは思い返すと。

一人でがんばりすぎてしまっている時に共通して起きることだともわかった。

僕は自分の中に変な責任感があり、「自分が担当している仕事は自分が責任もってやらないといけない」と強く感じてしまう傾向があるようなのだ。

そんな時は、自分一人で仕事を抱えこんでしまう傾向にある。

ほんとは同僚に「手伝ってほしい」と言いたい。

でも、これは自分の仕事。そう思ってしまって、「手伝ってほしい」の一言が言えなかったりする。

それは、おそらく自分の中で「弱音を吐いている」ように感じるからだろう。

同僚から「それくらい自分でやってください(情けない)」と言われる「気がする」からだろう。

はじめから同僚に弱みをきちんと見せて、苦手なところを手伝ってもらえばいいのに。

そうすれば、同僚から意見されても「感情スイッチ」が入ることはおそらくない。

けっきょく「弱みを見せられない」という共通の課題がこの問題を引き起こしていることがわかった。

まとめ

この弱みを見せられない性質は、おそらくだが幼少期に培ったものだろう。

他人に弱みを見せると、バカにされる。人が離れていく。

そんなふうに感じた体験があったのかもしれない。

思えば僕はずっと、人に弱みを見せないように生きてきたように思う。

高校時代の僕は「ドラゴンボールのベジータのようだった」と以前高校時代の友人から言われたことがある。

そう。僕は(ムダに)誇り高き戦士だったのかもしれない。

でも、もうこのムダなプライドはいらないかな。

最近はそんなふうに考えている。

自分のダメなところを認めたほうが、ずっと楽に生きていくことができるから。

ムダなプライドをもつことのメリットなんて何もない。

少しずつでいいから、もっと同僚に自分の弱みを晒していこう。

そう思った。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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