不安や焦燥感と上手に付きあう技術を磨く方法

ここ数年、僕はしばしば焦燥感に苛まれてきました。

焦燥感があると、たとえば家族とすごしていても、心からその瞬間を楽しめなかったりします。

子供と遊んでいても、「ブログ書かなきゃ」と思ったり、未来のことを想像して、「このままでいいのだろうか」と不安や焦りを感じたりします。

しかしここ数ヶ月は、この焦燥感が「なくなった」と言えるくらい、ハッピーに生きられるようになりました。

もちろん人間ですから、時たま不安の感情が顔を出すことはあります。しかし、不安の感情への対処法がわかったので、すぐにハッピーな気持ちを取り戻すことができるようになったのです。

おかげで、家族と過ごす時間が今までより格段に楽しくなりました。

心が「今」にあるからです。今の僕は「未来」を想像して、焦りを感じることや、不安に思うこともほとんどなくなりました。

そして今ならわかるのですが、焦燥感、不安はうまく対処できるようになるのです。そういう意味では、これはまさに「技術」と言えるでしょう。

技術と書くと少し大げさかもしれませんが、要するに訓練、練習で身につけることができるということです。

今日は僕が今までどうやって焦燥感や不安と上手に向き合えるようにかったか。書きたいと思います。

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結論は、焦燥感や不安を感じた時に、視点をズラすことです。

たとえば、「俺の人生、このままでいいのだろうか。正しいことをやってるのだろうか」と焦燥感や不安を感じたとします。

そんな時は、自分の人生でうまくいってるところに焦点を当てるのです。

人間は自分にすでに「ある」「できている」98%のことより、「ない」「できていない」2%に焦点を当ててしまう傾向にあります。

2%に焦点を当てて不安の感情を感じてしまったら、98%のほうに焦点を当てるのです。

たとえば、家族とよい関係が築けていること。健康であること。仲のいい友達がいること。どんな小さいことでもかまいません。できていることに焦点を当てます。

そして自分に「大丈夫だよ」、「今までもなんとかなってきたし、これからは人生がうまくいくに決まってるじゃないか」などと、親友を励ますようなイメージで自分に語りかけてあげてください。

もう一つは、自分が幸せを感じることをします

たとえば僕は、自分の子供の写真を眺めます。そうすると、思わず微笑んでしまう。人によってはパートナーの写真を見てもいいでしょう。

心があったかくなる、つまり「愛」の感情を感じるように努めるのです。

人間の感情は、大きく捉えると「不安」と「愛」の感情しかないと言われています。

だから不安や焦燥感を感じたら、「愛」を感じるように自分の焦点をずらすのです。

そうして「愛」の感情を感じれば、不安の声はかき消されます。「愛」の感情のほうが、「不安」より強いからです。はじめのうちは、またすぐ不安の感情を感じるかもしれません。そしたらまた、同じことをします。

そして地道ですが、これを不安を感じる度に実践し続けるのです。そうすると、半年くらいたつと、自動操縦のように、意識しなくてもこれができるようになってきます。

不安を感じることがゼロになるとはいいません。しかし、不安を感じてもすぐに気持ちを切り替えることができるようになります。

「大丈夫、きっとうまくいく」と反射的に自分に語りかけるようになり、すぐに落ち着くことができます。

不安や焦燥感は、練習すればうまく対処することができるのです。そしてこれができるようになって、今僕は本当に毎日ハッピーに生きられるようになっています。

ぜひあなたも練習してみてください。

こちらの記事を読むと、理解を深めることができます。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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