たとえどんなに人生がうまくいっていても、「自分はまだまだ不十分だ」という声は聞こえてくる:アラン・コーエンさん著「Spirit Means Business: The Way to Prosper Wildly without Selling Your Soul 」より

I realized that no matter how cool or successful we are in the world, there is a nasty, gnarly, diminutive voice in our head that tells us there is something wrong with us for which we must compensate.

(滝川意訳)
たとえどんなに人生がうまくいき、成功していたとしても、我々には「自分はまだまだ不十分だ」という声が頭の中に聞こえてくる習性があることに気がついた。

この文は、こちらの本からの引用。

Spirit Means Business: The Way to Prosper Wildly without Selling Your Soul
Alan Cohen
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これは、著者のアランが高校時代人気者だと思っていた同級生に、大人になってから同窓会で「当時君はいつも人に囲まれててうらやましかったよ。僕はいつも蚊帳の外にいた」と声をかけたところ、「本当に?僕は君がいつも人に囲まれているように見えて、自分が蚊帳の外にいる気がしていたけど」と言われて気がついたことみたいだ。

そしてこの気持ちは、痛いほどよくわかる。

僕たちは、どうしても自分の足りないところに目がいってしまう。

たとえばメルマガ読者が500人いるとして。

メルマガを書いた翌日に読者が499人になっているだけで、「自分の書いた内容に問題があったんじゃないか」と思ってしまったりする。

ひとり読者が減ったことに大騒ぎしてしまう。

でもここで大切なのは、残り499人の読者だ。

また、500人読者がいても,他人と比較をし、「まだ読者が少ない」と1,000人を目指す。そのあとは2,000人。その後もこのレースは続く。

大切なことは、今やれていることに目を向けることなんだ。

今できていることに目をむけること。今できていることのほうが、ずっと多いんだ。

できていない10%に焦点を当てるのではなく、できている90%に意識を向けることだ。

これは、意識して練習していくしかない。

なぜなら人はできていないところに焦点を当てるようになっているからだ。

できていない自分だけをみて、自分をボコボコにしないこと。

できている自分をきちんと見てあげること。認めてあげること。

幸福への道は、そこからはじまるんだよ。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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