久しぶりにタスクリストを使わずに仕事をすると実感する「タスクを覚えておく」ストレス

月曜日から熊本に出張できており、来週まで滞在する予定です。

普段僕はTaskChuteというタスク管理ツールを使って毎朝タスクリストを作ってから仕事をはじめます。

しかし短期の出張なのでタスクリストを作らずに業務を久しぶりにやってみたところ、ものすごいストレスを感じました。

タスクリストを作るのと作らないのではこんなに仕事のやり方が違うのか。タスク管理を始めた頃の感覚を久しぶりに感じたような気がします。

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一番のストレスは「仕事を覚えておくこと」に脳のエネルギーを使うこと

タスクリストを作って仕事をする時、僕の仕事のやり方はシンプルです。タスクリストにのっているタスクを上から順番にこなしていくだけです。

しかしタスクリストがないとどうなるか。例えば15時に電話をしないといけない場合、それを自分の脳みそで覚えておかないといけないわけです。

これはタスクリストにそって仕事をしていない人からすれば当たり前かもしれませんが、普段タスクリストに頼って仕事をしている僕にはとてつもないストレスになります。

タスクリストを使っていれば、「15時に電話する」というタスクがタスクリストにのっているので、僕はそのことを覚えておく必要はなくなるわけです。

頭がクリアになるので、目の前のタスクに集中することができます。小さいことかもしれませんが、目の前の仕事に集中するとはそういうことです。

目の前のタスクに取り組む時に、「15時に電話をしなければ」と思っていると、目の前の仕事に完全に集中することはできません。

そして1日に何本も電話をしなければならない場合、このタスクを覚えておくことがどれだけストレスになるのか。そしてどれだけ目の前のタスクに取り組む集中力を奪うのか。

これはタスクリストを使って仕事をしている身としては、耐え難い状態なわけです。

頭をクリアにするために「覚えておかなければならないこと」を脳の外におく

僕達の脳は、何かを覚えておくだけでも脳のエネルギーを消費します。

目の前の仕事に完全に集中するためには、こうした「覚えておかなければいけないこと」を脳の外に出すのが最も効果的です。

それがタスクリストの役割です。タスクリストに書き出すことで、脳は安心してそのタスクを忘れることができるのです。

そうして頭がクリアになることで、僕達は目の前の仕事に集中することができるようになります。

タスクリストを使って仕事をしていない人は無意識にこうして脳のエネルギーを消費しているのです。

タスクリストを使い始めるだけでどれだけ仕事がストレスフリーになるか。是非実感してほしいと思う理由がここにあるわけです。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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