いつも自分ばかりが犠牲になってる気がして不満だらけだった僕が、気持ちよく他人に奉仕できる自分に変われた理由–まず自分自身を救うことからはじめよう

義務感で人を救おうとするから、不満がたまる。

数年前、長時間労働をしていた頃の僕は、どこか義務感から「人の役に立たないといけない」と考えていたように感じる。

当時は忙しくて、忙しくて。正直、人を助けてる余裕など全くなかった。むしろ、誰より僕自身が助けを必要としていた。

そんな中、仕事で困ってる同僚を助けなければ「いけない」。そんな義務感が自分の中にあって、それが思うようにできない自分をいつも責めていた気がする。

義務感でやっていたから、同僚から助けを求められると「自分でなんとかしろよ」と本心では思いながら、イヤイヤその人の仕事を引きとっていた。

そうして、さらに忙しくなって僕の心はまた荒んでいった。

自分ばかりが犠牲になってる気がして、いつも不満を抱えていた。

どうしたらこうして不満をもたずに、気持ちよく人に貢献できるようになるのだろう。

昔はどうしてもこの疑問に答えが見つけられなかった。正直、「他人の奉仕せよ」なんて、きれいごとだと思っていた。

しかし、ここ数年で僕はこの疑問に対する自分なりの答えを見つけることができた。

その答えは、「自分を犠牲にしないこと」だった。

自分を犠牲にせずに、他人の役に立つ方法を見つければよかったのだ。

今日は僕がどうやって他人に奉仕することを喜びに感じることができるようになったか。僕自身の体験をもとに書いていこうと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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まず自分自身を救うのが先

今になって思うのは、人を救いたいなら、まず自分を救うのが先だということだ。

自分を救えていない人に、どうして他人を救うことができるだろう。

他人の役に立つこと、他人に奉仕することは、本来自分の「そうしたい」という気持ちから行うのが自然なのではないだろうか。

にもかかわらず、義務感からそれをやっていたら、昔の僕がそうだったように。ただ自分の心が荒んでいくだけなんだ。

ここ数年、僕自身は長時間労働から「残業ゼロ」に変わり、自分をようやく救うことができた。

そして今は、自然な気持ちで他者に貢献しようと思うことができている。

そうして他者に貢献しているうちに、気がついたことがある。

それは、他者に貢献する時のコツは、「自分を犠牲にしないことにある」ということだ。

やりたくないことで他者に貢献する必要はない

やりたくないことをムリしてやってまで、他者に貢献する必要はない。

自分を犠牲にしてしまうと、他者に貢献することに喜びを感じることができない。不満がたまるだけだ。

そうではなく、自分が犠牲にならない方法で他者に貢献する方法を考えよう。

たとえば、自分が得意なこと。やっていて楽しいことで他者に貢献する方法を考えればいい。

たとえば、僕自身は残業を減らすこと、効率化が好きだ。なので、仕事で組織の残業を減らす仕組みを考えたり、効率化する仕組みを考えることで同僚に貢献しようと考えている。

あなたがもっとも効果的に、他者に貢献できる方法で他者に貢献すればいい。

そうして心から「他人の役に立ちたい」と思ってとった行動は、他者を救うのはもちろん、何よりも自分自身を救ってくれる。

このことに、僕は気がついた。こうした時に、他者への貢献は自分の喜びになる。

他者に貢献することは、本来自分のために行う行為なんだ。

まとめ

ここまで書いてきたように。他者へ貢献する喜びを感じるためには、自分自身を犠牲にしないことが何より大切だ。

逆に言えば、他者に貢献する時に不満を感じるようであれば、それは義務感からあなたが行った行為だということだ。

まずは、自分を救おう。そして、できた余力で、他者に貢献しよう。

これがもっとも幸せに生きていくために大切なことだと今の僕は思う。

そうは言っても、どうやって自分を救えばいいか。そのやり方が困ってるという声が聞こえてきそうだ。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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