3時間のタスクはぶっ通しで取り組むべきなのか?とい問いについて

例えば本の執筆のように、作業が数時間に及ぶタスクがある。これはタスクというよりは、プロジェクトと呼ぶのがふさわしい。

仮にこのプロジェクトに3時間かかるとして、3時間ぶっ通しでこの作業に取り組むべきなのか。

僕ならプロジェクトの作業を分割して、少しずつ片づけていく。そのメリットを見ていこう。

作業に取り組みやすくなる

「あの仕事そろそろやらないとヤバいぜ。今日絶対やる!」と思いながらも取りかかることができずに帰路についてしまう。

これまたサラリーマンあるあるだ。

プロジェクトは「重いタスク」なので、取りかかる心理的ハードルが高い。だから取りかかることができない。

ではどーするか?

取りかかりやすくなるように、心理的ハードルを下げればいい。プロジェクト内の作業を小さく分割するのだ。

企画書を作るなら、

・企画の方向性を考える
・資料集める
・企画書の構成を考える

などのように作業を分割する。特に一番最初に取り組む作業の時間は短めに設定しよう。5分くらいでもいい。

まず取りかかることが重要だからだ。プロジェクトを分割するメリットはここにある。

見通しが見える

5分でもやってみると、「おぉ、大体全部で2時間くらいで終わりそうだ」など、プロジェクトの全体像が見えると思う。

想定していたより早く終わりそうと思うときもあれば、逆もある。

いずれにせよ、見通しが見えると大きい安心感が得られる。

一夜漬けで企画書を書こうと思っていたら予想よりもはるかに時間がかかることがわかり〆切に間に合わないという致命的な事態をさけることができる。

確実に仕事をこなしていける

「よし、今日は13時から16時までぶっ通しで企画書作るぞ!」という日に限って緊急な仕事は入るものだ。

こうなると〆切が明日だった場合どうするのか?ということになる。

こういったちょっとした事件にもプロジェクトの分割は効果を発揮する。毎日例えば15分から30分くらいずつプロジェクトを進めていれば、仮に今日15分作業ができなかったとしても、ダメージは限定的だ。

まさに、確実に仕事を進めていけるシステムなのだ。

まとめ

1日で終わらないプロジェクトなら必然的に作業を分割せざるをえない。でも例えば3時間のタスクならどうするか?

僕ならやはり作業を分割する。その理由は本エントリーで書いた通りだ。

プロジェクトの作業を分割するという考え方は仕事を確実に進めていくテクニックとして非常に有効なので是非試してみてほしい。

ということで、参考にしてほしい!!!

ブログを毎日書くのもある意味プロジェクトの分割だなぁと感じるいつでもスタオバより

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関連エントリー:
仕事のプロジェクト化について | いつでも スタオバ!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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