やぁ、みんな!
昨日僕の次の本の原稿を読んでくれた友人から「読み終わったよ」という連絡があり、「めちゃめちゃ刺さりました。発売したら他の人にも薦めます」という趣旨のフィードバックをもらった。
この感想が今の僕にとってどれほど嬉しかったことか!
一応言っておくと、全ての知人から良い評価をもらえているわけではない。
ある知人からは「この本に書いてあるタスク管理を試したが挫折した。もっと簡単で、明快で、しっかりとした『解』が必要だと思う」と言われた。
別の友人からは「理屈はわかるけど、これ(タスク管理)は常人には無理」という趣旨のフィードバックをもらった。
チーン。僕は自信を失いかけていた。
そんな中、冒頭に書いた友人が「めちゃめちゃ刺さった」という感想とともに、素晴らしいフィードバックをたくさんくれた(この友人はおべっかを言うタイプでないことは間違いない)。
このたったひとつの素晴らしいフィードバックが、僕を救ってくれたのだ。
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たった一人に「めちゃめちゃ刺されば」十分
僕は思う。
本であれ、ブログ記事であれ。
たった一人に、「めちゃめちゃ刺されば」。それで十分なのだ。
僕は昔の自分に向けてこの本を書いた。
昔の僕は多くの会社員のように。仕事に追われ、「圧倒的に時間がない」と悩んでいた。
会社で「自由に生きられない」と苦しんでいた。
そして、どうしたらこの苦しい現状から抜け出せるか。わからなかった。
その答えを探して読書に励んだが、僕に明確な「答え」をくれるものはなかった。
しかし今の僕は試行錯誤の末、昔の僕が渇望していた「答え」を手に入れることに成功した。
考えてみれば、昔の僕と同じような悩みを抱えてる人間は、日本全体で見ればそれなりにいるはずだ。
だったら、「昔の自分」に向けて本を書けば、それには一定の需要があるはずだ。僕はそう思った。
時間がないと悩むビジネスパーソン「全員」が知りたい答えなんてわからない(そんなもの存在しないだろう)。
でも、昔の自分が知りたかった「答え」なら、誰よりも僕自身がわかっている。
だからこそ、誰よりも具体的な解決策を書くことができるはずだ。
昔の僕と同じ人間は日本に1,000人はいる(はず)
その解決策は万人向けにはならない。なぜなら、昔の僕一人に向けて書いたものだから。
しかし日本全体で見れば、昔の僕と同じような人間は1,000人はいるのではないだろうか。
その1,000人にめちゃめちゃ刺さる本が作れれば、その人達が人に薦めてくれて、(運が良ければ)10,000人以上に届くかもしれない。
僕はたまたま知ったケヴィン・ケリーの”1,000 True Fans“からそうしたヒントを得て、そうした狙いでこの本を書いたのだ。
そして昨日、僕はたった一人、「めちゃめちゃ刺さった」と言ってくれる人を見つけることに成功した。
これなら、うまくいけば1,000人に刺さるかもしれない。そうしたら、、、と希望をもてるようになったのだ。
必要なのは、「たった一つの出版社」
僕が大好きな本であり、ニューヨークタイムズのベストセラーとなった「「週4時間」だけ働く。」も著者のティムいわく「ニューヨークにある27の出版社に断られた」と言う。
彼は「必要なのは、たった一つの出版社だ」と言った。
世界的なベストセラー作家であり、マーケッターとして著名なセス・ゴーディンは次のように言った。
君のことを信頼していて、君のことを好きな10人にそれ(アイデアや本)を見せることだ。もし彼(彼女)らが他の人にそのことを話さないなら、出来はイマイチということだ。やり直そう。もし彼(彼女)らが他の人にそのことを話そうとするのなら、君の進む道は間違っていない。
どうやら僕の進んでる道は間違ってなさそうだ。
まとめ
もちろん、この本がうまくいくかどうかはわからない。そんなこと、誰にもわからないだろう。
でも僕がここで言いたいのは、本でもブログ記事でも。
たった一人にめちゃめちゃ刺さるコンテンツを作ることができれば、「それでいい」ということだ。
僕達が作ったコンテンツを「イマイチだ」という人もいるかもしれない。
でもそれは「その人には合わなかった」というだけにすぎない。
その人に合わなかったという理由で挫折してしまったら、一生本など出せないだろう。
セス・ゴーディンも言ったように。10人の信頼できる人に見せて、誰にも刺さらなかったら考え直したほうがいいかもしれない。
でもたった一人でもめちゃめちゃ刺さったのなら。
突き進んでみたらいいんじゃないかと思うんだ。
ということで、僕は引き続き「たった一つの出版社」と巡り合うべく、このまま進んでいこうと思う(応援よろしくね)。
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