小さな習慣が大きな成果につながる時-「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」から学べること

やぁ、みんな!

今日は受験の時に僕が突如経験した、飛躍的な進歩を遂げた話からはじめたい(単なる自慢に聞こえるかもしれないが、大丈夫。きっと君のためになる)。

時は高校3年性の時にさかのぼる。

当時無謀にも東大を目指していた僕は、高校3年生のスタート時は東大どころか早慶すら合格ラインに達してなかった。模試の合否判定結果はたしかD判定くらいだった。

その後も勉強を続け、模試を受け続けたが、一向に成績は伸びる気配が見られなかった。10月になってもあいかわらずD判定のままだった。

これはふつうに考えたら、東大はおろか、早慶も合格は絶望的なレベルだ。

理屈で考えたら、ここからいきなりA判定、B判定に到達するわけがない。今の僕はD判定。まわりの受験生も僕と同じくらい勉強しているはずだ。勉強量を倍にしたりしたら、他の受験生を出し抜けるかもしれない。でも、そんなことは僕には不可能だった。

そう。今のペースで勉強し続けても、僕が東大はおろか、早慶の合格ラインに達しないことは明らかだったんだ。

しかし、奇跡は起きたのだ。

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ある日突然、「B判定」になる

11月になり、ある日模試の結果を見てみると、突然早慶がB判定になっていた。そして最終的に僕は慶応大学に合格することができた。

一体なぜ急に成績が「ギュン」と伸びたのだろうか?一体何が起きたのだろう。

最近読んだ「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」に、僕に起きた出来事を説明することが書かれていたので、ここでシェアしたいと思う。少し長いが、引用する。

目の前のテーブルにひとつの角氷があると想像してみよう。部屋は寒くて、自分の息が見えるほどだ。現在の室温はおよそ摂氏マイナス四度。ここから非常にゆっくりと部屋が暖かくなっていく。

マイナス三度
マイナス二・五度
マイナス二度

角氷は目の前のテーブルで、ただじっとしている。

マイナス一・五度
マイナス一度
マイナス◯・五度

まだ何も起こらない。

そして、摂氏◯度。氷は解けはじめる。それまでの温度上昇となんの違いもないようなわずか◯・五度の差で、大きな変化が引き起こされる。

変化は臨界点を超えた時、突如訪れる

ここで著者のジェームズ・クリアーが言いたいのは、大きな変化は臨界点(氷で言えば、摂氏◯度)に到達するまで起こらないということだ。この氷の例も、マイナス四度からマイナス◯・五度までの変化までは何も氷に変化が起きなかった。

しかしマイナス◯・五度から摂氏◯度の少しの変化で、氷は解けはじめたのだ。

僕の受験の体験も、これと同じことが起こったのだと思う。

僕はD判定の時も、あきらめずコツコツと勉強を続けた。

そうしてコツコツと勉強を続けた結果、ある時氷のケースにいう摂氏◯度にたどりついたということなのだと思う。

毎日1%よくなったら、1年後には37倍よくなる

最後に、再び「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」から引用しよう。

どんな目標でも、初期や中期の段階には「失望の谷」がよくあるものだ。直線的な進歩を期待しているので、最初の数日間、数週間、そして数ヶ月でさえあまり変化が見られないことにかっがりする。なんにもならないように感じられる。それがあらゆる形成過程の特徴であり、もっとも強力な成果は遅れて表れてくるものだ。

僕達の成長は直線的なものではなく、以下のようにギュンと変化する曲線のような軌跡を描く。

だからこそ、臨界点に達するまでは辛抱強く習慣を続けていくことが大切になる。

あきらめず、習慣を続けていこう。小さなものでも、時間をかければ大きな成果につながる。

毎日1%よくなったら、1年後には37倍よくなるのだ(「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」より)。

だからこそ、あきらめずに続けることが何より大切ってわけさ。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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