人が失ってからようやく気がつく、「ほんとうの幸せ」について

心屋仁之助さんが「本当の幸せ」というテーマで講演をしていて、彼がステージで椅子を一つ用意し、そのまわりをうろうろして最終的にその椅子に座った。

その時に仁さんは「本当の幸せって、こういうものなんだと思う」みたいなことを語ったが、あれから数年経ち、今ようやく僕は仁さんが言っていたことを理解することができるようになった。

そのきっかけは皮肉にも、数ヶ月前から東京と広島を行き来するようになり、家族と離れる時間ができたことだった。

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離れてみて、家族と一緒に過ごせていた時間が「宝物」だったと気づく

以前ブログにも書いたが、数ヶ月前から僕は東京と広島を行き来する生活を送るようになった。

ありがたいことに会社の配慮で単なる単身赴任と比べれば多くの時間を家族と過ごせることができているが(上司のみなさん、あらためていつもありがとうございます!)、やはり一定の期間家族と離れて一人で暮らす時間が生まれるのは避けられない。

そうして一人で過ごす時間を体験するようになり、僕はあらためて家族と一緒に過ごせていた時間が宝物だったんだなと痛感することになった。

もちろん、一人で過ごす時間にもメリットはある。自分が好きなように時間を使える。このメリットは大きい。

でも少なくとも僕にとっては、それよりも、妻や子供と過ごす時間のほうが大切なようだ。

皮肉なことに、家族と離れて過ごすようになり、僕はこのことに気がつくことになった。

人はなかなか今自分が手にしている物の豊かさや価値に気がつくことができない

人はなかなか今自分が手にしている物の豊かさや価値に気がつくことができない。

僕も家族とずっと一緒にいられた時は、家族と一緒に過ごせることがこんなにも幸せなことだと気がつくことができなかった。

失ってみてようやく、僕は家族とずっと一緒にいられることの豊かさに気がつくことになった。

そう。僕にとっての「椅子」はまさに家族だったのだ。

そのことに気がつかず、数年前、僕は仁さんがステージで披露したように。

幸せを追い求めて、「椅子」のまわりをうろうろしていた。目の前にすでに家族という「椅子」はあったのに。

僕はその椅子にただ座ればよかったのだ。でも僕はそのことに気がつかず、仕事やそれ以外のことに生きがいや幸せを求め、椅子のまわりをうろうろしていた。

当時の僕は目の前の幸せを享受することなく、幸せを追い求め続けていた。そんな僕を見かねて、神様は今回の出来事を引き起こしたのかもしれない。

そんなふうにすら、今の僕には感じられる。

君にとっての「椅子」はなんだろう?

今君にとっての「椅子」は何だろう?

今君が既に手に入れているものの中に、君が本当に望んでいるものがあるとしたら。

それはなんだろう?

この問いを考えてみることが、今の君にとって「本当に大切なもの」に気がつくきっかけになると思うんだ。

少しだけでもいい。

今自分が手にしてるものの中で、自分にとって大切なものがなんなのか。

時間をとって少し考えてみてほしいんだ。

そうすれば、神様から見かねられることもなく。君は「それ」を失わずに済むかもしれない。

そうそう。参考までに心屋仁之助さんの「本当の幸せ」のダイジェスト動画がYouTubeにあったので、リンクを貼っておく。よかったら見てみてほしい。

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エピソードはApple PodcastSpotifyのいずれでも聴ける。

楽しんで!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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