本を書くことは自分の中にある成功法則を炙り出すこと

本を書いていておもしろいなと思うのは、自分を客観的に分析できる点です。

特に今回の本は昔の僕がどうやって現在まで変化を起こしてこれたのか。昔の経験を振り返りながら、自分が変化を起こしていったプロセスを紐どいていっているわけです。

そのプロセスをあらためて今振り返ることに大きな意味があります。変化を起こしている際中は自分もまだ「当事者」ですので、その渦中に客観的に自分を分析することができないからです。

今から振り返ることで、「あぁ、そういうことだったんだ」と腑に落ちることがあります。

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行動の軌跡はつながることではじめて共通項が見える

例えば僕は今までずっと自分が怖いと思うことにチャレンジしてきました。

例えば上司に早く帰ることについてわがままを言って理解を求めたり。

自分としては絶対にいかなければならないと思っていた飲み会を断ったり。

これらのチャレンジは単発で見れば「上司にわがままを言ったら理解してもらえた」、「飲み会を断っても大丈夫だった」という単なる経験です。

しかし本に書く過程でこれらを含めたチャレンジの経験を綴っていく中で、一つの共通点を見つけることができます。

それはこれらの経験が自分の中のネガティヴな思いこみを解放していくプロセスだったということです。

例えば上司にわがままを言ったケースも、わがままを言ったところで絶対に上司は自分のお願いを理解してくれないだろうと思っていたわけです。

しかし結果は信じられないことに「OK」だった。他の経験も同じです。自分が「絶対に間違いない」と信じていた考えが、思いこみだったことに気づかされるという経験をしているのです。

こういった共通項も、自分が渦中にいる時は気づけないのです。今自分の行動の軌跡をつなげてみて、はじめてわかります。

そういう意味では本を書くとは、自分の経験を客観的に分析することで自分の中にある成功法則を炙り出していく作業とも言えます。

そしてその成功法則が腑に落ちることは、今現在の自分にもとても役立ちます。

そういう意味では本を出すことは単に「本を出す」という行為以上に意味がある作業と言えそうです。

引き続き楽しんでやっていきたいと思ってます。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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