感情を記録しておくことで悪い習慣を断ち切る

タスク管理的発想をヒントにして、悪い習慣をやめる方法を発見したので紹介しよう
感情を記録する
例えば、飲みに行った後必ずラーメンを食べて帰ってしまうという習慣がやめられない場合。
ラーメン屋に行くか迷った時に、まず一回だけその一時的な衝動を我慢してみよう(もしあなたが一回も我慢できないという場合は、ある種の依存症なのでその時点でちょっと病院にいったほうがいいかもしれない)。
その時に自分が感じた感情を記録しておくのだ。なぜか。
人間の記憶は曖昧だから
我慢したときに自分がどう感じたのか。例えばラーメンを我慢して家に帰った後。ほとんどの人はなんとも思わないはずだ。
「さっきまで猛烈に食べたかったけど、家に帰ったら意外と衝動は収まって何とも思わないや」と記録しておくのだ。
そうすれば、次またラーメンに行きたくなった時にその記録を見返せば、ここで我慢しても後ですごく不快な気持ちにならないということがわかるわけだ。
人間の記憶は曖昧だ。こうして記録をしておかないと、「ここでラーメンを我慢して家に帰ったらきっとモヤモヤするし・・。やっぱ食べにいこ。」となってしまう。
一時的に衝動我慢すれば、家に帰っても全く不快に感じないことを忘れてしまうのだ。都合よく記憶を書きかえてしまうといっていいかもしれない。
昔の自分はもう他人なのだ。だからこそ、昔の自分がどう感じたのか記録しておくことが重要になる。
まとめ
繰り返すが、昔の自分は他人だ。だからこそ、昔の自分がある出来事に対してどのように感じたのかが重要となってくる。
衝動に駆られたりした時も昔の自分の感情を見返すことで、未来の自分(ラーメンを我慢して家に帰った自分)がどのように感じるかを先に知ることができる。
未来の自分はモヤモヤしたりすることがないと安心感があることで、その悪い習慣をやめることができるというわけだ。
ちなみに記録にはこのアプリがオススメだ。さっと感情をEvernoteへ記録できる。
FastEver – 素早く簡単にEvernoteにメモ
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
ということで、参考にしてほしい!!!
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。