焦らずインプットを続けていけば「ぱっかーん」はタイミング良く訪れる

人生では今まで信じていた価値観や考え方がある日を境に大きく変わることがあります。

本やブログを読んでいて、今まで理解できなかった文章が「あぁー、そういうことだったんだー」と突然腑に落ちるあの経験です。心屋さんはよくそれを「ぱっかーん」すると言います。

自分の経験を振り返ると、「ぱっかーん」は自分が何か現状に違和感を感じている時にきました。

言葉にはできないものの、なんか現状に違和感を感じている。その時にその違和感を表現する言葉と出会う。あるいはそれを気づかせる事件(出来事)が起きる。その結果人はぱっかーんするのではないか。

僕はそう考えています。

広告



自分の中にある「問い」を表現する言葉と出会うと「ぱっかーん」する

振り返ると昔の僕がぱっかーんした時は大きく言えば二回あります。

一つ目は入社3年目の時、父親からすすめられた吉越浩一郎さんの「2分以内で仕事は決断しなさい」を読んだ時。

もう一つは心屋さんの「一生お金に困らない生き方」を読んだ時です。

吉越さんの本を読んだ時はまわりの同僚の働き方に違和感を感じていた時でした。当時の僕から見て同僚は皆自分のプライベートを犠牲にして、ガムシャラに働いているように見えました。

当時自分の中で「このままずっとこんな働き方をしていていいのだろうか」と違和感を感じていた矢先、吉越さんの本と出会い、働くことはあくまで人生の一部という考え方に出会ったのです。

自分が感じていた違和感がズバリ言葉として表現されていたので、一気に吉越さんの価値観に引き込まれていきました。

心屋さんの本の時は、自分の今までの生き方にちょうど迷いが生じていた時でした。今まで幾度となくがんばって人生をなんとかしてきた僕でしたが、ガムシャラにがんばるだけではもう無理なのではないか。

そう思っていた矢先、「がんばらない」生き方を説いていた心屋さんの言葉と出会ったのです。

こうして振り返ると、「ぱっかーん」は自分が何かに違和感を感じ、何かしらの問いが自分の中にあること。そしてその答えを表現している言葉と出会った時に生じる現象なのではないかと思っています。

冒頭に書いたように、自分の中で事件が起きて、ぱっかーんが起きた時もあります。これについてはあらためて書きたいと思います。

ぱっかーんを起こすには、インプットを続けて「当たり」が出るまで焦らず待つ

ではどうしたらいいの?という話ですが、「事件」は自分では起こせないので、やはりまずは地道にインプットすることだと思います。読書やブログなど、表現されている言葉に触れる続けること。人と会って話をすることもオススメです。

そうしていれば、(自分に違和感がある前提ですが)自分の違和感をズバリ言い当てている表現や言葉と出会える確率が高くなります。

あとは強いて言えば「焦らないこと」ではないでしょうか。今までの僕の経験上ですが、きっと「ぱっかーん」はちょうどいいタイミングで僕達に訪れます。

だからインプットを続けながら、当たり(ぱっかーん)が出るまで「焦らず待つ」。

特効薬はありませんが、昔の自分であればこのメカニズムを知って起きたかったなぁと思いましたので、今日エントリーに書きました。

もしあなたが以前ぱっかーんを体験したことがあるなら、今日の話と照らし合わせてみてください。もしかしたらあなたなりの「ぱっかーん再現の法則」が見つかるかもしれません。

その時はそのコツを是非僕にも教えてくださいね。

2分以内で仕事は決断しなさい
吉越 浩一郎
かんき出版
売り上げランキング: 265,071
一生お金に困らない生き方
心屋 仁之助
PHP研究所
売り上げランキング: 1,911

新刊 発売

2023/12/18発売 1,760円(税込)

仕事を30分単位で区切ることで先送り・先延ばしをなくし、最速で片づける仕事術

新刊 発売

2024/2/16発売 1,760円(税込)

自分が好きなこと、得意なことがあれば、誰でも講師になれる

この記事を書いた人

アバター画像

滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

あわせて読みたい

広告