人に大切に扱われたいなら、きちんと「NO」を言うこと。昨日はそんな話をしました。
今日はその続きです。
そもそも人はなぜ他人に「NO」と言えないのでしょう。
家族には言えても、会社の上司には言えない。そんな感じで、特定の人に対して「NO」と言えない人は多いと思います。
それは人の根源的な欲求である「安心」が強く影響していると僕は思います。
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人は嫌われることに大きなストレスを感じる
人の根源的な欲求は安心を求めることです。
人から嫌われる、拒絶されるというのはこの「安心」を脅かすのです。
だから人は他人から嫌われることを極度に恐れるのです。安心でいられる快適さを奪われることに不快感を感じるからです。
そしてここに多くの人が「ありのままの自分で生きられない」背景があります。
子供から大人になって、ウソをつくのが上手くなっただけ
小さい子供を見てください。
子供は嫌なことは「イヤ!」と言います。やりたくないことは「やりたくない」と言います。
きちんと自己主張をしますよね。それが大人になると他人の目を気にして生きていくようになる。
最近僕が思うのは、大人になって僕達は自分達にウソをつくのが上手くなっただけではないかということです。
おそらく、ですが。
僕達は子供の頃から気質的なものは変わっていないのではないでしょうか。
僕達は子供の頃から変わらず欲深いし、自分勝手だし、ズルいと思うのです。
そこは変わっておらず、大人になると単に「ガマン」を覚えるだけなのではないでしょうか。
そのガマンは幼少期に親から受けた教育やしつけによるものなわけです。
あなたが人から嫌われないように、一生懸命親があなたを教育したのです。
その結果、ガマンする大人ができあがったというわけです。
「嫌われる勇気」があれだけ売れた理由
ベストセラーになった「嫌われる勇気」があれだけ日本で売れた理由。
それはそれだけみんなが嫌われることを恐れているからです。みんな他人の目線を気にして、ガマンして生きているからです。
そう。みんな本当は自由に生きたいと思ってるのです。
しかし、「自由は苦労して手に入るものだ」という雰囲気、無言の圧力が日本には蔓延っているのです。
みんな本当は楽したいのに。自由に楽しく生きたいのに。そんなこと言ったらまわりから非難される。嫌われる。
そう思ってしまうから、自分にウソをついて、ガマンする。
実はみんな本心では「もっと楽したい、自由に生きたい」と思っているのに、みんなで本音を言えずにガマンし合って生きているのです。
冷静に考えると、おかしく思えませんか?
もっと楽して、楽しく生きても大丈夫
何が言いたいかというと、もっと楽してもいいんです。自由に楽しく生きても大丈夫です。
なぜならあなたのまわりの人も本当はそうしたいと思ってるからです。
昨日書いた通り、自分がガマンしている人ほど、自由にふるまうあなたを嫌うでしょう。
それはそれで仕方ないことです。
ガマンを強要する迷惑な輩はほっときましょう。その人達の本音は「うらやましい」だけなのですから。
それよりも大切なこと。
それはあなたを理解してくれる人も必ずいるということ。あなたを好きになってくれる人もたくさんいるということ。
そしておもしろいことに。
自分をさらけだして他人から好かれる体験をした時、人は本当の意味で「安心」を手に入れるのです。
誰かから非難された時、嫌われた時。思い出して欲しいのです。
あなたを支持してくれる人もいるということ。あなたを大好きな人もいること。そうして、ありのままのあなたを受け入れてくれる人達もいることを。
あなたはガマンしているその人、あるいはその人達に非難されただけ。あなたは非難される人間ではないのです。
だからありのままのあなたを出して、みんなから嫌われるなんてことはありえないのです。
ありのまま、自由に生きたらみんなから嫌われる、非難される。
その思い込みを解放していきましょう。
そしてそのためには、逆説的ですが「ありのままに生きてみる」しかないのです。
超勇気がいりますけどね。また明日に続きます。
今日からあなたにできること
みんな実は楽して自由に生きたいと思ってることにまずは気付こう
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