定期的に襲ってくる「自分責めがひどい時期」の原因と対処法

たまに(定期的に?)ひどく落ちこんでしまう時期がある(みんなはない?)。

最近がまさにそうで。

そんな時は、「自分責め」がひどい。

家のことが何もできない自分に「自分って何もできないなぁ。ダメだなぁ」と感じるし。

そのことで妻がイライラしていると、

「自分のせいでイライラさせて申し訳ないな」

「自分なんていないほうがいいのかな」

「自分は妻を幸せにできてるのかな」

「僕と結婚しないほうがよかったのかな」

などと猜疑心で頭の中がいっぱいになる。

過去の自分の行動を思い出しては「なんであんなことしちゃったんだろう」と思う。

自分ばっかりお金使ってて、好き勝手に生きてて。

ほんと「生きてて申し訳ないな」とまで思ってしまう時がある。

他にも、

「なんでもっとまわりに感謝できないんだろう」と思ったり。

朝起きた時に

「どうして昨日子供にあんなにきつく当たってしまったんだろう」

「昨日子供達とあまり遊んであげられなかったな」

「なんでもっと子供達に愛を注げないんだろう」

と悔やんでしまう。

冷静になって考えると、そこまでひどい人間ではないと自分でも思う。

ただ、頭でそうはわかっていても。落ちこむ時は落ちこんでしまう。

頭の中でこうした声がぐるぐる回って、しんどくなる。

自分にウンザリする。自分が嫌になる。これがいわゆる「自己嫌悪」ってやつなんだろうね。

さすがの僕でも。こうなってしまうと健全な精神を保つのが難しい。

でね。

「どうしてこんなふうに落ちこんでしまうのだろう」と考えていたら。

今朝、「ハッ」と気づいたことがあった。

それは自分の心の中のどっかに「幸せに生きちゃダメ」みたいな考えがあるってことだった。

もう少し説明すると。

なんかね、自分の中に「がんばったり、苦労しないと幸せになっちゃいけない」みたいな考えがあって(まだあったことに驚き)。

この(無意識の)自分の考えが、定期的に落ちこんでしまう原因だということに気がついたんだ。

どういうことか説明するね。

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「問題」「悩み」を作り出す仕組みが明らかに

自分の中に「がんばったり、苦労しないと幸せになっちゃいけない」という考えがあると。

「幸せだなぁー」と感じてる時に「ダメダメそんな簡単に幸せになっちゃ」となってしまうのね。

次のように、無意識が抵抗するのよ。

「ダメだよ幸せになっちゃ!がんばったり、苦労しないと幸せになっちゃいけないんだよ。だから、がんばったり、苦労しないとダメだよ!」

そうして無意識君は、がんばったり、苦労するために。なんと問題や悩みを「作り出す」のよ。

そうして作り出した「問題」や「悩み」を使って、僕達は自分責めをはじめてしまう。

考えていくと、これが自分責めをはじめるパターンだということに僕は気がついた。

ここまでを整理すると、次のようになる。

  • 自分の中に「がんばったり苦労しないと幸せになってはいけない」という考えがある。
  • 悩みがなくなって「幸せだなぁー」と感じると、無意識に「がんばったり、苦労してないよ!」と感じる。
  • そうすると、「(がんばったり、苦労してないから)幸せになってはいけない!」となる。
  • そうすると、「幸せにならないために(つまり、悩むために)に「問題」や「悩み」を作りだす。

この仕組み、驚きじゃない!?

これが人が問題や悩みを作り出す仕組みだと気がついたってわけ。

これ、すごい発見じゃない?

導かれる解決策

「じゃあ、どうしたらいいの」って思うよね。

仕組みがわかると解決策は見えてくる。

この場合は、

「もうがんばらなくても、苦労しなくても。幸せに生きてもいい」

まずはそう「思ってみる」ことなんだと思う。

つまり、自分の中の「がんばったり苦労しないと幸せになってはいけない」という考えを打ち消すこと。

そうすれば、「幸せだなぁー」と感じても、問題や悩みを作る必要がなくなる。

そうすると、自分責めをする必要がなくなることになる。

がんばらなくても、苦労しなくても。もう無条件に、幸せになってもいいんだー。

ひとまずそう思ってみる。決めてしまう。

これが、自分責めのパターンを抜け出す唯一の方法だと僕は思うのだよ。

ということで、参考にしてみてね!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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