安易にインフルエンサーを目指してはいけない理由-何者かになりたい人が実は見落としてること

インフルエンサー・何者かになりたい。そうすれば、楽に楽しく働くことができる。そう思ってる人も多いのではないだろうか。しかし実は、彼・彼女らは我々が想像できないほど裏では長くハードに働いている。

僕自身昨年出版したりと、インフルエンサーやベストセラー作家と知り合うことが増えてきた。彼・彼女らと話をするとこのことがよくわかる。

年末年始に「今年こそはがんばるぞ!」と。何者かになるために決意をあらたに目標設定した人も多いだろう。しかしゴールや目標をそもそも見誤れば、不幸の道まっしぐらだ。

目標設定の際に一番最初に考えなければいけないこと。それは実は、「自分はどうなりたいのか」「どんな働き方を目指すのか」。現実をきちんと理解した上で考えることだ。

今日はインフルエンサー・何者かになった人達の話を紹介しながら。年始の目標を立てる際に大切だと思うことを書いていきたい。

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多くの人が知らない、成功するための3要件

昨年末に見たyoutube動画で、チャンネル登録者数が300万人を超える起業家のTom Bilyeuが、成功するに次の3つの要件が必要だと語っていた。

それは①長い時間(long)、②一生懸命(hard)、③賢く(smart)働くことだという。

Tomは「こう言うと、みんな一生懸命・賢く働いてるのになぜ長い時間働かなければならないんだ?と言ってくる。その答えは、僕と競争することになるからだ。僕はこの3つを全てやっている」と言っていて、 めちゃめちゃおもしろかった。

この話を聞いて君はどう思っただろうか。少なくとも昔の僕ならショックを受けるだろう。昔の僕は成功してる人は、少なくとも長くは働いていない。そう思っていたからだ。

たとえば成功しているユーチューバーを見ていると、毎日とても楽しそうに動画をアップしているように見える。ゲーム実況者を見ていると、ゲームをしながら楽しそうな動画をアップしている。登録者数もたくさんいるし、とても羨ましい。いつもそう思っていた。

しかし自分も出版などをする立場になって、そうした人達と交流するようになると。隠された彼・彼女らのバックステージが見えるようになる。彼・彼女らは10分の動画をアップするのに何十時間という時間を使っていたりする。そんなこと、昔の僕は想像できなかった。

彼・彼女らはまさにTomが言う3要件を満たして働いていたのだ。

楽して片手間で副業で成功する人は皆無

このことは登録者数が60万人を超えるサラタメさんの本を読めばよくわかる。本書では、サラタメさん自身が会社員として働きながらも、仕事を終えた後に1日4時間から5時間、休日も4時間から5時間働いていたことが書かれている。

本書では、サラタメさんと同じように成功している他のインフルエンサーのワークスタイルも書かれている。皆、同じようなものだ。全員が例外なく、long、hard、smartの3要件を満たした働き方をしている。

そう、楽してちょっとした手間で、副業で大成功する。そんな話はファンタジーなのだ。

何者かになりたい。そう考える人は多いだろう。しかしそう思ってる人が真剣に考えなければいけない真の問いは、実は「長い時間(long)、一生懸命(hard)、賢く(smart)働く覚悟はありますか?」なのだ。

憧れの世界的ベストセラー作家もツラい毎日を過ごしていた

もう一つ例をあげよう。僕が作家として尊敬しているライアン・ホリデーという世界的なベストセラー作家がいる。年末に彼のメルマガを読み、僕は唖然とした。

悠々自適なライフスタイルを過ごしていると思っていた彼。しかし実は2022年の終わりにやることが多すぎて疲れ果てていて、健康、家族、自分の人生に支障があると感じていたことを告白していたからだ。

彼程成功していても、そんなに仕事・毎日がつらいのか、、、。そう感じざるをえなかった。

何者かになりたい。そう考える人はこの現実を冷静に見つめなければならない。何者かになりたいなら、楽して仕事を楽しくやろうなどと考えてはいけない。

仕事自体は楽しいかもしれない。でも、ハードに長時間働いていれば、いずれそれもつらくなるのだ。こうしたことから僕自身も含めて考えなきゃいけないのは「それでも何者かになりたいか?」ということだ。

安易にインフルエンサーを目指してはいけない

年末年始に「来年はこうなろう」「今年はこういうふうに過ごそう」と考えた人も多いだろう。その時考えなければいけないことは「自分は一体どこを目指しているのだろう」あるいは「どうなることがゴールなのか」ということだ。

僕自身は冒頭に書いたTomの話をふまえ、少なくともインフルエンサーを目指そうとは思わなくなった。理由は単純。賢く、ハードに働くのはまだしも。僕は長い時間働きたくないからだ。

少なくとも僕の場合、長い時間働くことは不幸せに直結すると考えている。それは自身の経験からもそうだし、先程書いたライアン・ホリデーの告白からわかることだ。

僕が今年、そしてこの先目指すのは賢くハードに働くだけでどこまでいけるかということだ。長く働いて成果が出せるのは当たり前。僕自身はこのことに意味・意義を感じない。

ハードに賢く働きながら、どこまでいけるか。少なくとも僕に取ってはこれが挑戦となる。それが僕自身にとっては幸せで楽しく働ける、人生の充実度が1番高くなるベストな働き方だと考えているからだ。

新しい年もはじまった。さて、君のゴールはどうだろうか。どうなりたいだろうか。どう働きたいだろうか。

こうしたことを考えずにただ何者かになりたいと願うこと危険なことはない。不幸な道まっしぐらだからだ。

新しい一年がはじまる今こそ、立ち止まって冷静に考えたいことだ。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒。台湾で翻訳出版された『30分仕事術(パンローリング)』含む4冊の著者。国内トップの大手金融機関で10年以上残業ゼロの現役会社員。

長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に自身が所属する組織の残業を削減した取り組みで全国表彰、2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。その後は順天堂大学や創業手帳(株)での講演・研修をはじめ、時間管理をテーマに講師として活動。国内最大級のスキルシェアプラットフォーム「ストアカ」の上位2%のトップ講師に選出される。

Yahoo!ニュースに執筆記事多数。著書に『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版)』など。

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