仕事で無理なく成果を出す人が考えていること

毎日必死にがんばっているのに全然評価されないとか、仕事で思うように成果が出せない。

そう悩むことはないでしょうか。

10年ほど前、私自身も長時間労働をしていた時、まさにそんな悩みを抱えていました。

当時の私は成果を出したい一心でがむしゃらにがんばっていたものの、具体的にどうすれば成果が出せるのか。全くわからず、もがいていたのです。

今日はそんな昔の自分のような方に向けて。その後私自身、会社で全国表彰されたり、Yahoo!ニュースに記事を書いたり、本を出版する経験などを通して学んだ「仕事の成果の出し方」についてお話ししたいと思います。

ちなみに今日の話はPodcastでも話をしています。もし音声でこの話を聞きたい方は以下より聞いてみてください。

それでは早速まいりましょう。

メルマガ1通に20時間かける世界的作家の話

まずは私がこのテーマについて考えるきっかけになった話からはじめましょう。

以前、近年最も売れているビジネス書と言われる『アトミック・ハビッツ(邦訳本はこちら)』の著者のジェームズ・クリアが、1通のメルマガに20時間かけていた話をしていたんですね。

私はこの話を聞いて驚きました。私は彼のメルマガを購読してますが、パッとみた感じ、そんなに労力と手間をかけている印象は受けないのです。

メルマガは非常に短くシンプルにまとまっており、とても読みやすい。だからこそ、サラッと書いたものなのかな、といつも思っていました。

ところがどっこい、実はものすごい手間と労力がかけられていたんですね。だからこそ、読者が読みやすいんだ!と目から鱗でした。

この話から学んだことは、簡単に見える仕事ほど、実は多くの時間と手間がかけられているということでした。

楽に価値のある仕事をしようと思うな

同様の例としては、X(旧Twitter)でしょう。140文字と短いので、サラッと投稿したように見えますよね。

しかし知人のインフルエンサーに聞くと、一つの投稿に1時間以上かけていると言います。

このことからも「簡単に見える仕事ほど、実は多くの時間と手間がかけられている」がわかります。

簡単に見えるXの投稿ですらそうなのです。こうした例から言えることは、価値のある仕事をするためには時間と手間を惜しまずにかけなければならないということです。

私がこの数年で学んだ重要な教訓がこれでした。楽に価値のある仕事をしようと思うな、ということです。

昔の私はこのことに気づいていませんでした。探し続ければ、楽に成果を出す方法が存在するはずだ。探し続けよう。そう思っていました笑。

長時間労働に悩んでいた頃の私は、とにかく効率よく仕事を終わらせることを意識していたのです。

だからこそ、仕事の成果を出せなかった。今ならわかります。

全国表彰は偶然の賜物だった

私が最初に仕事で思うような成果を出せたと思えたのは、会社で全国表彰された時でした。

この時の仕事には、たくさんの時間と手間をかけました。しかし実は、これは全くの偶然でそうなりました。どういうことか。説明しましょう。

とにかく短い時間で効率よく仕事を終わらせる!常にそう考えていた私に、この仕事でストップをかけたのは当時の上司でした。彼から様々な細かい指摘を受け、結果的にこの仕事は時間をかけざるを得なくなったのです。

結果的に、この仕事には20時間以上費やしたと思います。その結果、全国表彰となったわけです。

実は、Yahoo!ニュースに記事を書くようになった時も同じような体験をしました。お話ししましょう。

良い仕事をしたいなら20時間は覚悟する

Yahoo!ニュースに記事を書くようになったきっかけは、執筆勉強会に入ったことがきっかけでした。

それまで私は一つの記事を書くのに1時間、長くても90分くらいしかかけてなかったんですね。自分としてはそのくらい時間をかければ十分。そう思っていたわけですが、当時の私は記事が思うように読まれないことに悩んでいました。

自分としては良い記事を書いているつもりなのに、全然反響がない。そう感じていたのです。この状態をなんとかしたくて、勉強会に入ったのです。

執筆勉強会で学んだことを実践して記事を書いてみると、結果的に1つの記事を書くのに20時間くらいかかりました。そうして書いた記事が(2回ボツを食らった後w) 「おもしろい」と評価されて、Yahoo!ニュースに掲載されたのです。

この経験とここまで書いてきた経験が合わさり、その後私は価値ある仕事とは、時間と手間がかかる=20時間くらいかかるんだな、と考えるようになりました。

こう聞くと「20時間もかかる仕事なんて、とてもじゃないけど着手できないよ」と感じる人も多いでしょう。その気持ち、めっちゃわかります。

一つだけ、いいアドバイスがあります。お話しましょう。

一気に仕上げようとせず、毎日少しずつ進める

気が進まない、重い仕事に着手する秘訣。それは実は、毎日少しずつ進めることです。

1日30分でもいいのです。毎日、コツコツと取り組んでいく。毎日30分でも、単純計算すれば40日で20時間になりますよね。

40日もかかるのかと思うかもしれません。でも考えてみてください。それで価値のある仕事ができると思えば、よくないですか?

1時間でできる仕事をたくさんこなしても、評価されません。しかしたった一つでも、時間をかけてインパクトのある仕事ができれば評価されるチャンスは大です。

実際私もYahoo!ニュースの記事を書く時は1日30分から1時間くらい、毎日コツコツと執筆を進めました。時間はかかりましたが、無理なく、価値のある仕事を生み出すことができました。

まとめ

今日のまとめです。

仕事で成果を出したい、価値のある仕事をしたい。そう考えるなら、一つの仕事に時間と手間を十分かける必要がある。このことをまず今日は押さえましょう。

そのうえで、20時間かかるような重い仕事に着手・実行する時は、まとめて一気に仕上げようとせず、毎日コツコツと少しずつ進めるようにしましょう。

仕事に着手・実行する方法については拙著『30分仕事術』にくわしく書いてます。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

今日の話は以上です。次回をお楽しみに!

Podcastもよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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