副業のやりすぎで疲れてしまう真因と解決策–疲れずに副業と上手に付き合う方法

副業をスタートすると、「つい働きすぎてしまう」という問題に直面することがある。

副業は会社の労働と違い、自分が好きでやっていることだ。

だからこそ、「つい働きすぎてしまう」という現象が起きる。

僕自身も昔、こうした問題に直面した。

ブログの執筆をはじめ、メルマガ発行、セミナーの企画、告知文の作成。やりたいことが、たくさんあった。

好きでやっていることだから、ガンガンやっても平気だと思っていた。

しかし、気がつくと肩がパンパン。

目の疲れを感じはじめ、次第に目元がピクピクと軽く痙攣するようになった。

こうした、ちょっとした身体の不調だけではない。

仕事のオンとオフの境目がなくなった結果、家族と過ごす時間も全力で楽しめなくなってしまった時期があった。

家族と過ごしていても、つい自分のビジネスのことを考えてしまう。情報収集のため、SNSをしょっちゅうチェックしてしまう。

そんな感じで、今思うと、家族と過ごす時間も「心ここにあらず」となってしまっていた。

どうしたら、こうした副業の働きすぎの問題を解決することができるのだろう。

それは、副業を「仕事」と捉えなおすことにある。

それが、副業歴4年の僕の結論だ。

今日は僕が4年の副業経験から学んだ、疲れずに副業と上手に付き合うコツについて、書いていこうと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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副業をはじめてから、僕に起きた「異変」

副業をはじめたばかりの頃。

僕は自分のビジネスを拡大したくて。一生懸命がんばっていた。

会社にいく前にブログを更新し、昼休みはメルマガを更新。会社が終わった後もカフェで副業。

土日も平日と同じように。朝早くに起きて、子供達が起きてくるまで副業に没頭した。

僕の場合、副業と趣味に境界線がなかった。

ブログを書くことも、セミナー活動も、好きだからやっていることで。

副業活動は仕事とも言えるし、趣味とも言えるものだった。

だからこそ、

「好きなことをやっているのだから、『働きすぎ』と感じることはないだろう」

そう思っていた。

しかし、当時自覚はなかったが。

今思うと、身体の不調が、オーバーワークを教えてくれていた。

その証拠に毎朝ブログを書くために職場近くのスタバに到着すると。

「疲れたなぁ」と感じるようになった。

目にも、異変が起きていた。

今思えば眼精疲労によるものとわかるが、目元もピクピクと軽く痙攣するようになった。

そうした、ちょっとした身体の不調だけではない。

仕事のオンとオフの境目もなかったことで、家族と過ごす時間にも支障が生じていた。

家族と過ごす時間に、SNSを常にチェックしてしまう。

自分のビジネスのことで頭がいっぱいになり、家族過ごす貴重な時間、「心ここにあらず」の状態になっていた。

家族と過ごす時間を100%楽しめなくなっていた自分がいた。

自分の余暇の時間もなくなっていた。

自分の人生を豊かにするために副業をはじめたはずなのに。

「こんなはずじゃなかったのにな」と、僕は思いはじめていた。

副業をきちんと「仕事」と捉えなおす

今思うと、副業の働きすぎ問題の真因は、副業を「仕事」と捉えなかったことにあると感じている。

副業は自分の意思でやっていることだし、趣味の延長のような感覚となり、自分の中で「仕事」という位置づけになりにくい。

だからこそ、オンとオフの境目がなくなり、オーバーワークになってしまう。

この問題は、副業を「仕事」と捉え直すと、解決しやすくなる。

「仕事」と捉えなおすことで、「働く時間を制限しよう」という意識が生まれる。

働く時間を制限しようと思えば、仕事の「生産性」を意識するようになるからだ。

そして、仕事以外の時間を全力で楽しむ!

働く時間を決めるようになり、最近の僕は副業とうまく付き合えるようになった。

副業の活動をする時間は、原則平日の朝と昼だけにした。

平日の夕方は、一切仕事をしない。土日も完全に休業。休業の間は、SNSのチェックも、読書も原則しない。

そして、仕事以外の時間を、全力で楽しむことにした。

家族と過ごす時間を大切にする。

ぼーっとするのはもちろん、Netflixも見るし、最近では子供達と一緒にテレビゲームもする。

ゲームなんて、「ムダな時間」と思うかもしれない。

でも、働く時間全力で仕事をしさえすれば。あとの時間は自由に使えばいいことに気がついた。

昔は「ムダな時間を過ごしてはいけない」と思いこんでいたが、仕事以外の時間、自由に過ごすようになって。

間違いなく僕の人生は豊かになった。

副業を仕事と捉えなおすことで、オンとオフのメリハリがつくようになり、間違いなく僕の働き方は豊かになったと感じている。

まとめ

副業をきちんと「仕事」と捉えなおそう。

そうすることで、働く時間を制限し、仕事の生産性を高めようという意識が生まれる。

副業を仕事と捉えることができないと、オンとオフの境目がなくなり、結果的に長時間労働となってしまう。

ぜひ今日から副業を「仕事」と捉えなおし、働く時間を決めてみてほしい。

そして、働く時間が終わったら。家族と過ごす時間、自分の余暇の時間を存分に楽しもう。

今よりずっと、毎日が楽しくなるはずだ。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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