多すぎる仕事にどう対処すればいいか

task
これは自分でもまだ明確な答えが出ていない問いだが、考えてみたい。

タスク管理は魔法ではない。

タスク管理はビジネスマンにとっては強力な武器ではなるが、
多すぎる仕事を魔法のように消してくれるわけではない(当然だが)。
ちょっと前の自分がまさにそうだったが、与えられている仕事が多すぎると
余裕がなさすぎてレビューする時間さえもろくに確保できなくなる。
また、自分は完璧というつもりは毛頭ないが、
2年半近くタスク管理をやっているため
今の段階で大きく業務が改善するということもない。
要するに、多すぎる仕事には打つ手がなくなってしまう。
こうなるとタスク管理自体は問題の解決にならなくなってしまう。
task

ではどうしたらいいのか

色んなやり方があると思うが、自分が実際にやった手法は以下の通り。

人に仕事をお願いする

当たり前といえば当たり前。だが、課長職以下である自分には完全な部下がいない。
なので人に仕事をお願いするのはけっこう気をつかう。
同僚は部下ではないからだ。
でも本当に組織の中で誰よりも仕事をしている自負があれば、
切羽詰まっているので遠慮なくお願いできるようになる。
というか、お願いしないと単純に仕事が回らない。
遠慮している場合ではない。

仕事で実績を出す

もう一つは実力を認めてもらうまで実績を出して耐えるしかないと思う。
短期的には週末に仕事をしてでも上司にあっと言わせる仕事を見せる。
そうすると、上司がルーティン業務を減らしてくれる可能性がある。
自分の場合も偶然的な要素もあるかもしれないが、
ルーティンを減らしてもらうことができ、少しだけ楽になることができた。

まとめ

一般的には仕事はできる人に集まる。
どんな仕事がその人に集まるかは上司によると思う。
ルーティン業務が多すぎると、完全に仕事が回らなくなる。
そういった自体になった時、どのように対応するのが望ましいのか。
今の時点で自分がたどりついている答は上司をあっといわせる仕事をすることだと思う
(これはGEの元CEOのジャック・ウェルチの言葉だ)。
実績を出していけば、上司も認めてくれる。
そうすれば、多少は自分の業務量を改善する機会に恵まれるはず。
しばらくこの考え方を念頭に、がんばってみようと思う。

新刊 発売

2023/12/18発売 1,760円(税込)

仕事を30分単位で区切ることで先送り・先延ばしをなくし、最速で片づける仕事術

新刊 発売

2024/2/16発売 1,760円(税込)

自分が好きなこと、得意なことがあれば、誰でも講師になれる

この記事を書いた人

アバター画像

滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

あわせて読みたい

広告