タスク管理の先にある時間

効率化だけを追求してしまうと、その自由な時間までをも効率化しようと考えてしまい、結果的に全てが効率化した面白くない時間となってしまうのです。
泉 正人さんのTIME DESIGNからの抜粋である。
仕事ではタスク管理で効率を重視する僕がプライベートの時間ではタスク管理をしていない理由を説明しよう。
僕達にはリラックスした時間が必要だ
ずっと忙しい日々を過ごしていると、何か無駄なことをしたくなる。そんな時はないだろうか。
僕はけっこうそうなる傾向が強い。そういう時は心の声に耳を傾けてあげたほうがいい。そのまま無理をすると、気が付かないうちに相当なストレスをかかえることになる。
僕達にはリラックスする時間が必要なのだ。確かに休日もタスクシュートを使って自分がすることを管理したほうが効率的かもしれない。
でも例えば子供と過ごす時間は3時間とか設定してしまっていいのだろうか。なんか仕事みたいになる。お風呂に入る時間30分。これも全くリラックスして入ることはできない。
そもそも何のためにタスク管理をしているのか
僕達はリラックスした、幸福な時間を多く作るためにタスク管理をして時間を創出しようとしているのではないか。
それを忘れて全ての行動を効率化してしまうと幸福な時間を味わうことができなくなるのではないか。僕はそう考えている。
まとめ
僕の休日はリラックスすることが目的だ。だからタスク管理で効率化する必要がない。
ただしこればかりは正解はないともいえる。
常に何かに没頭していないと気がすまないという人もいると思うし答えはない。ただそんな機械みたいな人はいるのだろうか。そういう人はどこかにガタ(反動)がくるのではないかと思う。
無理をせず、リラックスした時間を過ごすことは一見無駄だが、人生を楽しむのに重要なことだと思う。
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。