ダイアー博士の「自分のための人生」から学ぶ。今この一瞬を生きるということ

理想の未来の実現のために今を犠牲にして何かをがんばっている。理想の未来が気になって今という時間を楽しめない。そんなことはないだろうか。

その時冷静になって自分に問いかける必要があると思う。「今この時を大切にせずに、後で後悔しない?」

僕は今子育てでその問題に直面している。子育てでは自分の時間がほぼないので、自分がやりたいことがほとんどできない。毎日歯がゆい思いをしている。

その結果、子育てを十分楽しめていない自分に気がついた。そんな中、このテーマをずっと考えていたら今は自分なりの解決策を見出しつつある。自分にとっては大きな気づきだったので紹介したい。

さあ、いってみよう!

僕達はどうして今を大切に生きられないのか

まず自分の中の問題意識の整理だ。僕が今直面している問題。それは子育て中にどうしても自己研鑽への欲求が頭をよぎってしまうこと。

子育て中にブログを書きたい、本を読みたいなど、自分の未来のための投資への欲求が湧いてきて目の前の子供と接する時間に子供達とまっすぐ向き合えていないと感じることがけっこうあるのだ。

目の前の子どもとの時間に集中できていない。この時間が大切だと頭では理解している。しかし、今この時間を味わっていないことに歯がゆさを感じていた。

どうしたら、目の前のこの時間に集中して、味わうことができるのだろう。そう考えていたのだ。

今を生きるとは、今この瞬間瞬間を生きるということだった

そこでたまたま読んでいたウェイン・W・ダイアー著の「自分のための人生」を読んでいたら以下のフレーズがあった。

感覚をとぎすませて一瞬一瞬を受け止め、過ぎ去った過去や、いずれ訪れる未来にはそっぽを向くことだ。自分の持てる唯一のものとして今この瞬間をつかむのだ。「願う」、「望む」、「後悔する」といったことは、現在を回避するための、もっともありがちな、そしてもっとも危険な行為だということを肝に銘じてほしい。「現在」から逃げる人がよくやるのは、未来を理想化することだ。
・・(中略)・・・
現在に対する理解を深め、人生の一瞬一瞬をとらえて味わうのだ。現在という時間を大切にしよう。ダラダラと無為な過ごし方をしたら、今この一瞬は永遠に失われてしまうのである。現在をしっかりとらえ、最大限に活用する方法を知っている人々は、自由で自己実現をする人生を選んだ人々である。

この部分を読み僕は何を感じたか。それは今を大切に生きるというが、それは「今この瞬間」を大切に生きるということだったのかと感じた。

これは僕の独自の感覚的な話かもしれないが、今を大切に生きようという意識よりも今この瞬間を大切に生きようと意識するほうがより「今」に集中できると感じるのだ。

「今」よりも「瞬間」という言葉のほうが具体的だからだと思う。まさに「人生の一瞬一瞬をとらえて味わう」ということだ。

今この瞬間を味わおうと意識する。それだけのことだが、自分の疑問が少し解消された気がした。しばらく「この瞬間を味わう」という意識を継続していきたい。

まとめ

未来を考えすぎて今をおろそかにしてはいけないという趣旨の言葉を昔聞いた記憶がある。僕達はどうしても理想の未来へ目が向きがちになってしまう。

でも今この時もじっくり味わってみると最高の時なのかもしれない。僕の場合、子供と特にじっくり向き合う必要があるのはおそらくここ2年~3年くらいだろう。

この2年~3年という短い時間の一瞬一瞬を味わなければ、後で後悔してしまう気がする。それが怖くて、ずっと考えていたらたまたま本にそのテーマのことが書いてった。

今「この瞬間」を味わうと意識する。これだけのことだが、効果は大きいので同じ悩みを抱える人は是非試してみてほしい。

ということで参考にしてほしい!!!

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参考書籍

自分のための人生 (知的生きかた文庫)
ウエイン・W・ダイアー
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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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