よりよく生きる最大の鍵は、欲をコントロールすること-やる気・気力を取り戻す方法、自分らしい生き方の追求

人が「よりよく生きる」という観点で、最近僕は「欲をコントロールすること」が実は最大の鍵なのではないかという結論に至った。

この話を前に進めるためには、まず「よりよく生きている状態」の認識を君とすり合わせる必要があるだろう。

シンプルに言うと、僕にとって「よりよく生きている状態」とは、活力とやる気に満ち溢れていて、自分が「やろう」と思っていることをサボることなく取り組むことができている状態だ。

たとえば、プログを毎日書こうと決める。そしたら、きちんと毎日ブログを書けること。

その後にPodcastを収録しようと思ったら、きちんとそのことに取り組めること。

こうして、自分が「やりたい」と思うことをきちんと実行できるようになると、人生が充実しているように感じる。

毎日充足感を感じて生きていくことができるようになる。

少なくとも僕にとって、こうした状態が「よりよく生きている状態」と言えそうだ。

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なぜ「やる気」が湧かないのか?

しかし現実を見れば、僕をはじめ、多くの人はこのように生きていくことができない。

ブログを「書こう」と思っても、「今日はいいや。明日書こう」と思ってしまう。

時間を浪費してるだけだと薄々自分でもわかってても、NetflixやYouTubeをダラダラと見続けてしまう。

君の気持ちはわかる。一言で言えば、「やる気」がわかないんだよな。

では、なぜ「やる気」が湧かないのだろうか?

それは、(多くの人の場合)欲に流され、コンディションを整えることをサボっているからだ。

たとえば、やる気、気力に満ち溢れた自分で明日いたいなら。

睡眠時間を(たとえば)8時間、きちんと確保すべきだ。

そのためには、テレビ、YouTube、Netflixを見るのをやめて、いつもより早く寝なければいけない。

食事も僕達のやる気、気力に直結する。

ジャンクフードや加工食品を食べるのをやめ、野菜中心の生活を心がけるべきかもしれない。

他にも、毎日一定量の運動を確保する。メンタルを整えるために、毎日瞑想する。

麻薬、酒、タバコ、ポルノをはじめ、やめられない習慣を断つ。

こうして欲を断ち、自分のコンディションを整えるために生活するようになれば。

やる気、気力が充実し、よりよく生きていくことができるようになる。

君もこのことは薄々気がついているはずだ。

しかし問題は、このことがわかっていても、僕達が欲を断つことができないことだ。

なぜ僕達は欲に流されてしまうのか

なぜ僕達はわかっていても、欲を断つことができないのだろう。

それは、欲を満たすことが僕達に一定のメリットをもたらすことだ。

たとえば、人とのコミュニケーションが苦手な人がいるとする(ここではこの人物を「リッチ」と呼ぼう)。

リッチは、大学生になり、はじめて酒を試す。そしたら、気分がよくなり、なんと人と簡単にコミュニケーションが取れるようになった。

そう。なんと酒が、長年のリッチの悩みを解決してくれたのだ。

そしてそれから、リッチは酒をどんどん飲むようになった。

自分が酒に依存していることを自覚しつつも、リッチは酒をやめられなくなってしまった。

なぜリッチは自分が酒を飲まない方がいいことをわかっているのに、やめられないのだろう?

それは、酒を飲むことで、自分の中にある問題が解決するからだ。

リッチの場合、それは人とのコミュニケーション、つまり、(言い方はいろいろあるが)「自分は人から拒絶される」という不安の感情を、酒がとっぱらってくれる。

こうしたメリットがあるから、リッチはよくないこととわかっていても、酒をやめることができない。

しかし君もお気づきの通り、酒は問題に対する「その場しのぎ」の解決法に過ぎない。

そればかりか、リッチはアルコール依存症という別の問題を抱えてしまった。

本来彼がすべきことは明確だ。

酒を飲むことになった本当の原因・問題である「自分は人から拒絶される」という不安の感情を解消するために、彼は取り組んでいかなければならない。

しかしそのためには、当然ながらアルコールを断たなければいけないのだ。

そうしなければ、本当の原因・問題である「自分は人から拒絶される」という不安の感情に目を向け、問題解決に取り組んでいくことができないからだ。

欲をコントロールし、自分の本当の課題と向き合おう

長くなったが、僕が言いたいことはこういうことだ。

欲に流されている状態では、僕達はリッチのように、自分の「本当の問題」から目をそらしていることが多い。

そしてこの「本当の問題」こそ、僕達がよりよく生きる邪魔をする最たるものなのだ。

だからこそ、僕達はこの「本当の問題」に向き合わないといけない。なぜなら、この問題にきちんと対処できるようにならなければ、僕達はいつまでたってもよりよく生きられるようにならないからだ。

そしてここまで書いてきたように。「本当の問題」に対処するためには、欲に対処する必要がある。

出家して、欲を完全に断つ必要があるとまでは僕は思わない。

大切なのは、欲に流されることなく、欲をコントロールできるようになることだ。

そのためにどうしたらいいのかって?

たとえば、次のようなことを試してみよう。

  • 毎日8時間以上寝る。
  • 毎日走ったり、ウォーキングしたり、一定時間運動する(運動は依存症を克服する最良の手段だって知って高い?)。
  • 毎日瞑想する。
  • 食事は野菜中心にする。少なくとも、ジャンクフード、加工食品を減らすこと。
  • 読書、SNS、Netflix、YouTubeを見る時間は(たとえば)1日1時間と決める。
  • 麻薬、酒、タバコ、ポルノをはじめ、自分が「依存してる」と感じるものはやめる(これは自分一人では解決できないので、セラピーをはじめとした他人の力を借りよう)。

言ってることはわかるけど、そう簡単にやめられないって?

君の気持ちはよくわかる。何を隠そう、僕もつい先日、夜遅くにラーメンを食べてしまった(あぁ、隠すつもりはない)。

その他にも、僕は僕で、今取り組んでいる問題がある(誰だって問題の一つや二つはある。君だって、そうだろう?)。

大切なことは、欲が自分らしい生き方を阻害してることをまず自覚することなんじゃないかな。

そのうえで、よりよく生きていくために。「欲をコントロールしていこう」と日々取り組んでいくことなんじゃないかと思う。

毎日意識して取り組んでいけば、少なくとも僕達の人生は良い方向に進んでいく。

僕自身もまだまだ欲に流されて生きている。

自分ができるところから少しずつはじめていこう。

よりよく生きていくために。

ということで、今日も最後までブログを読んでくれてありがとう。

それではまた !!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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