刺激・快楽を追い求めることをやめ、「今で十分幸せ」と感じられるようになる方法

今朝聞いていたティム・フェリスのポッドキャストで、ゲストのDebbie Millman「HappinessとPleasureの違いを知ることが大切」と語っていた。

英語があまり得意でない人はHappinessとPleasureの意味の違いがそもそもよくわからないだろう。

Debbie MillmanはHappinessとPleasureの違いについて、以下のように語った。

現代で、多くの人はPleasure(刺激・快楽の喜び)を求める。そうして刺激・快楽を求めていくと、さらに刺激・快楽を追い求めるようになる。私達は今、そうした社会に生きている。私たちはどんどん物を買い、簡単に何でも経験できるようになっている。だからこそ、刺激・快楽をどんどん追い求めてしまう。

HappinessはPleasureとは違うものだ。Happinessは、「今で十分」という感覚だ。「もっと必要」と思わないし、「もっとほしい」とも思わない。今あるもので満足している状態を指す。

Debbie Millmanはセラピーを通して自分らしい人生を探求していくうちに、ここ最近HappinessはPleasureの違いを理解してよりよく生きられるようになったという。

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「お金を使うことが幸せ」と考えていたあの頃

僕はDebbie Millmanの言ってることがよくわかる。

僕も昔はまさにPleasure(刺激・快楽の喜び)を追い求めていた。

もっとお金を稼げるようになりたいといつも思っていたし、もっとお金を稼ぐことができれば、もっとお金を自由に使うことができる。

そうしてお金をたくさん使うことが、幸せな人生。そんなふうに勘違いしていた時期があった。

しかし今の僕は、昔と比べればずいぶんとDebbie Millman の言うHappinessの状態に到達できていると思う。

それはおそらくだが、僕もDebbie Millmanと同じように。セラピーを通して、自分の今の豊かさに目を向けるようになったからだと思う。

Happinessのへの鍵は、「当たり前」に目を向けられるようになること

セラピーは自分の豊かさに目を向けることの大切さを教えてくれる良い機会となった。

たとえば世界的ベストセラー作家のアラン・コーエンのセッションを受けたときは「健康であることも豊かさだよ」と言われ、最初はしっくりこなかったが、今ならわかる。

そう。今僕達が当たり前のように感じてる健康も、豊かさなのだ。

風邪をひいたときに健康のありがたみがわかるように。失ってみないと、僕達は自分達に今ある豊かさを感じることはできない。

健康は一つの例だが、Happinessの状態にたどりつくために大切なのは、毎日少しずつ、自分の今ある豊かさに目を向けていくことだと思う。

僕はアランのセッションを受けてから、3年近く経ち、ようやく自分なりにHappinessの境地に辿り着くことができた(もちろん、今でも僕は欲に突き動かされる時もある。完璧にそうなっていると言うつもりはない)。

今すぐできることは何か?

僕のアドバイスは、毎日3つでいい。

夜寝る前に、「今日感謝できる、ちょっとした3つのこと」を思い浮かべて寝るようにしてみてほしい。

そうすることで、日常にある感謝(豊かさ)に目を向ける練習になる。

これを毎日続けていくだけで、次第に自然と感謝に目を向けられるようになるだろう。

時間はかかるかもしれないが、きっと君もHappinessの状態に近づくことができるはずだ。

だまされたと思って、試してみてほしい。

まだしっくりこない君は、アランの本を読んでみるといい。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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