人生は忙しくしてるにはあまりにも短い–Life is too short to be busy

やぁ、みんな!

最近愛するティム・フェリスの本を読んでいて、「忙しく生きること」について、彼は「Life is too short to be busy(直訳すると「人生は忙しくしてるにはあまりにも短い」)」と書いていた。

僕が本書でハイライトした部分を僕なりに訳して紹介すると、

  • 僕が知ってるほとんどの人はみな忙しい。彼(彼女)らは仕事、あるいは仕事に役立つ何かをしていないと不安や罪悪感を感じてる。
  • みんな忙しいのはわかってる。でも冷静になって考えてみると、はたしてどれだけのことが成し遂げられてるだろうか?
  • 僕の日常の最高の1日は、朝文章を書いて、夕方まで自転車で遠くまで出かけて、夜には友達と会うか、本を読むか、映画を見ることだ。

これらを読み、君は何を感じただろうか?

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忙しくしてることで、僕達は何を失っているのだろう?

あらためて思うに。僕は忙しくしてることは人間の自然な状態ではないように思う。

君も十分わかってるように。

忙しくしてる時は、大切な何かを失っている。

それは家族との時間かもしれないし、本当に「やりたい」と思うことをやる機会を失っているかもしれない。

あるいは「空がきれいだなぁ」とか、「子供の寝顔がかわいいなぁ」と感じる心の余裕かもしれない。

「そんなことはわかってる」と君は言うだろう。

きっと君が知りたいのは、「どうやったら『忙しい』から抜け出せるのか」だと思う。

そんな君への問いに答えるとすれば、次の質問について考えてみることを提案したい。

  • 「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と思っていないだろうか?

「忙しい」から抜け出せない、「決定的な理由」

一つだけ言っていこう。

「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と思っているかぎり、君は何をしても「忙しい」から抜け出すことはできないだろう。

なぜか?

理由は単純で、「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と君が信じているからだ。

たとえば仮に君がエクセルのマクロを自由自在に使えるようになって、大胆に仕事の効率化に成功したとしよう。

これで君の仕事に余裕ができた。

ここで、「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と信じてる君が次にどんな行動を取るか想像してみてほしい。

きっと君は上司に「もっと仕事ありませんか?」と聞いたり、同僚に自ら仕事を求めたり、場合によっては自ら仕事を作り出すことになるだろう(賭けてもいい)。

それは君が、「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と考えていて、そうじゃない状態(つまり、苦しくない、忙しくない状態)を居心地悪く感じるからだ。

現状を抜け出す鍵は「思いこみを捨てること」

タスク管理をマスターしても、エクセルのマクロをマスターしても。

「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」と考えていれば、いつまでたっても「忙しい」状態から抜け出すことはできない。

では、どうしたらいいのかって?

「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」という考えを疑ってみることだ。

たとえば、「仕事とは楽しいもの」「必ずしも忙しく働く必要はない」「楽に働いてもいい」という考えを信じてみること。

今の時点では「そうなのかもしれない」という程度でいい。

ポイントは、「仕事とは、苦しいもの」「仕事は忙しくてて当たり前」という思いこみを捨てることなんだ。

今の君はピンとこないかもしれない。

それはそれでかまわない。

でもこれが,今僕が君にできる、最良のアドバイスだ。

なぜなら僕自身、今は「仕事とは楽しいもの」「必ずしも忙しく働く必要はない」「楽に働いてもいい」と信じてるからだ。

ちなみにティム・フェリスは「地球にいられる限られた時間で一番投資する価値のあることは愛する人達と過ごすこと」だと言い、「死ぬ時に『もっと働けばよかった、もっと文章を書いたらよかった』といったことを言う可能性はもちろんある。でも僕が心から望んでることは、もう一度ローレンと夜遅くまで話をしたりといった、愛する人達との楽しい時間なんだ。Life is too short to be busy」と締めくくった。

実際そうだと僕も思う。

できるだけたくさん、心から楽しい時間を過ごすためには。

忙しくしてる場合じゃないのだ。

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楽しんで!!!

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それではみんな、Have a nice day!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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