「本当はやりたいこと」と「本当はやりたくないこと」を見つける一番簡単な方法「年収10億円思考」

先日開催したタスク管理勉強会の中で好評だったワークが「年収10億円(不労所得)あったら、どんな毎日を過ごしますか?」という質問に答えてもらうものでした。

10億円という数字には全く意味がありません。

これは簡単に言えば、「お金の制限をなくしたら、あなたはどんなことをやりたいか」という問いであり、「あなたが本当はやりたいことはなんですか?」という問いでもあります。

一般的な夢リストより想像がしやすいということで、好評でした。

そしてそのリストと今の現状を比較することで、あなたが「本当はやりたくないこと」が浮き彫りになるメリットがこのワークにはあります。

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本当はやりたいことリストができたら、今と比べてみる

どうでしょう?年間10億円の不労所得があったら、あなたはどんな生活をおくりますか?

例えば僕の場合。朝起きて、ブログを書きます。その後執筆。ランニングなり、ウォーキングをしてから昼寝。

午後から友人と会います。夕方は家族と過ごしたり、本を読んだり、映画を見てのんびり過ごします。

こうして書くだけでも、僕が好きなことが以下の通りあげられます。

  • ブログを書く
  • 執筆する
  • ランニング・ウォーキング
  • 友人とすごす
  • 家族とすごす
  • 本を読む
  • 映画を見る

こうして「本当はやりたいこと」がリスト化できたら、今の現状と比べてみてほしいのです。

例えば僕の場合、以前の毎日(現状)はこんな感じでした。

  • 英語や資格の勉強をする
  • 本を読む
  • 家族とすごす
  • 友人とすごす

本来は理想(年収10億円の一日)と今の一日(現状)が一致するのが望ましいわけです。

こうして比較してみると、本当はやりたいはずのブログや執筆に時間をかけられていないことがわかります。そして英語や資格の勉強は本当に必要なのか。今一度自問自答してみたほうがいいことがわかります。

事実、その後僕は英語の勉強をやめてしまいました。時間は有限であり、ブログなど他にやりたいことが明確になったからでした。

「やらなければいけない」と思ってることをやめる

僕の場合、英語の勉強は自分の中で「やらなければいけない」と思いこんでやっていたもので、続けること自体が苦痛だったのでやめて正解だったと思います。

人は時間ができたら、やりたいことをやろうと考える傾向にあります。しかし僕の経験上は「逆」です。

やりたいことを先にやるから、やりたくないことをやめるのです。やりたくないことをやめるから、やりたいことができる時間が増えるのです。

例えば、仕事よりもおもしろい趣味が見つかれば、残業している場合ではなくなります。その時間を作りたくて、残業をやめたり、生活を改善しようとするようになるのです。

是非一度、年収10億円の一日(理想)と今の一日(現状)を比較してみてください。きっと「本当はやりたいこと」が見える化され、「本当はやりたくないこと」が見つかるはずです。

そして「時間ができたら」ではなく、少しずつでいいので、今からやりたいことをやるようにしてみましょう。

オススメは紙に書くことです。ゆるやかかもしれませんが、きっとそれは実現するからです。

さぁ、早速はじめましょう。

「あなたは年収10億円(不労所得)あったら、どんな毎日を過ごしますか?」

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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