僕自身も昔そうだったが、会社員として働いていると「仕事がつらい‥」という心の声が聞こえてきそうなくらい、しんどそうに働いている人達をたくさん見かける。
こうした人達の仕事が「つらい」のは、ムリしてがんばって働いているからだ。
「仕事でがんばるなんて、当たり前のことだろう」。そう思う人もいるかもしれない。
でも、世の中には「ムリしてがんばって働かなくてもいい」という考えの人もたくさんいて。
実際、そういう人は同じように会社で働いていても、「仕事がツラい」とは感じてない。
「この差は一体どこからくるのだろう?」というのが、この記事の問いとなる。
僕の結論は、考え方の差、もっと言うと、「自信」の差だと思っている。
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がんばる人にないもの。それは、「自信」
がんばって働いている人は、「がんばらないといけない」と思って働いている。
それは、「がんばらないと他人から認められない」「がんばらないと、評価されない」という思考(考え)からきているもので。
この思考の根本にあるのは、「不安」の感情だ。
ざっくりと言うと、「がんばらないと大変なことになる」という不安を抱えている。
そうした不安を感じるのがイヤで、その不安を感じないように毎日がんばっていると言える。
一方、がんばらない人達は。
「がんばらなくてもいい」と思ってる。
彼らには「がんばらないと大変なことになる」という思考、不安がない。
むしろ「がんばらなくても大丈夫」という自信がある。
つまり、この「がんばらなくても大丈夫」という自信の有無が、会社で働くのがつらいか、つらくないを決める要因となると言える。
本当の自信とは、「経験の積み重ね」から生まれる
では、どうすれば「がんばらなくても大丈夫」というマインドを手に入れることができるのか。
それは、結論から言うと。「がんばるのをやめてみる」しかないのだ。
なぜなら、自信とは「経験の積み重ね」で生まれるものだからだ。
あなたが自信がある分野、たとえばスポーツ、歌、勉強などを思い出してほしい。
あなたが自信があるものは、経験の積み重ねで「大丈夫」と感じるものがあるからこそ、自信があるのではないだろうか。
そう。経験の積み重ねが、自信を育む。
そういう意味では、「がんばらなくても、大丈夫なんだ」と思えるようになるためには。
「がんばらない」という体験を積み重ねて、「がんばらなくても大丈夫なんだ」と思えるようになるしかないということになる。
僕の「がんばらない」体験談
僕自身もふりかえれば、今までそうして「がんばらなくても大丈夫」という自信を作ってきた。
たとえば会社で仕事をしていると、誰がその仕事をやるべきか、明確に決まらない仕事が発生することがある。
そんな時、昔の僕は常に。そうした仕事を「自分が管理しないといけない」と思ってた。
そうした仕事は放っておくと、誰もやらないと思っていたのだ。
だからこそ、「自分が管理しないといけない」。
そう考え、そうした仕事が発生した時は自分で処理するか、誰かに仕事を振るように常に意識していた。
こうした仕事は本当に好きでなく、ストレスを感じていた。でも、自分がやらないと組織が回らなくなる。
そう思い、ムリしてこうした役割を自ら担っていた。
しかしある時、「がんばることをやめよう」と決意し、思い切ってこの仕事をやめてみた。
担当が明確に決まっていない仕事が発生しても、自分からは動かない。そう決めて、実行してみた。
「組織が回らなくなったらどうしよう」。そんな不安でいっぱいになったが、その不安はすぐに解消されることになる。
蓋を開けてみれば、同僚達が勝手に動き出していた。
同僚達が、「私がやります」というふうに。自ら仕事を分担しはじめたのだ。
「僕ががんばらなくても、組織って回るんだ」
そう体感した瞬間だった。
小さな成功体験を積んでいくことを意識する
これは一つの例に過ぎないが、こうして「ほんとはやりたくないけど、仕方なくやっていること」をやめてみること。
これが、「がんばることをやめること」と言える。
ここでのポイントは、自分ができるところから、少しずつはじめることだ。
仕事を断りたいなら、大きい案件からではなく、小さい案件から断る。
小さな成功体験を積んでいくことを意識しよう。
その成功体験の積み重ねが、「がんばらなくても大丈」という自信につながっていく。
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ということで、参考にしてほしい!!!