キャリアと家庭は両立しえるのか

life
これまた答えがない問い。考えてみたい。

キャリアと家庭は両立しえるのだろうか。

これはずっと先にならないと両立できたかどうかわからないのだが、相当な努力が必要そうなのは現時点で想像がつきそうだ。
そもそもずっと定時に帰り続けて成果を出しているビジネスマンは存在するのだろうか?

尊敬している吉越浩一郎さんも常に残業がなかったわけではない。
トリンプの経営が軌道にのるまではひたすら働いていらっしゃったようだ。

一番重要だと思うのは家庭も大切にしたいという意識だと思う。
男は一般的に仕事にどうしても目がいってしまう。
莫大な仕事量を課せられながら成果を求められる時代。
よほど頭がいい人以外、定時に帰って成果を出すということはまず無理だと思う。
少なくとも成果を出すには短期的にでも仕事オンリーの時期もあるのではないか。

会社の風土も大きいと思う。
本気で残業を無くそうとしている会社もまだまだ少ないと感じる。
一人定時に帰るというの相当難しい。
吉越浩一郎さんのように社長が本気となって残業削減に取り組むような場合があれば、両立はありえるかもしれない。
今ならワークライフバランス社がそうかもしれない(実態はわからないが)。
でもこれは外部環境による話だ。
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仕事は無限にはこなせない。

睡眠時間を減らして仕事をしても心と体を壊してしまう。
そういう意味では我々の時間は限られている。
限られた時間でベストを尽くすしかない。

家庭を大切にする意識があれば、必然的に家族と過ごす時間は確保するようになる。
睡眠時間も削れないから仕事の時間は限られる。
その中で最大の成果をあげるように努力するしかない。
相当なプレッシャーがあるのは間違いない。

でもある意味それでいいのだと思う。
家庭がある意味仕事にのめり込むストッパーとなる。

ようするに最終的にはなんのために生きているかというテーマになる。
少なくとも仕事のためではない。
仕事で成果をあげても、家庭崩壊するなら意味がない。
心と体を壊しても同じく意味がない。

キャリアも大切だ。
でも自分の人生はなんだったのかと将来後悔しないように常に時間配分を意識してベストを尽くしていくしかない。
そんなふうに考えている。

まとめ

結論としては、短期的にはある程度仕事に配分が傾く時期もやむをえないのではないと思う。
成果がでてくるようになれば、事態は好転するのではないか。
キャリアも家庭も両方大切だから。
このテーマをずっと考え続けていかなければならない。
そんな意識を持ち続けて、今日も会社にいく。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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