本の章立ては一度頭の中で本を書き上げないと完成しない

以前から書いていますが、先日金風舎さんからの出版が決まり、毎日執筆作業に取り組んでいます。

普段は仕事が終われば育児にほとんどの時間を使いますが、今は熊本出張にきているので、比較的自由な時間があります。仕事が終わった後食事をして、一人でスタバで毎日2時間くらい執筆をしています。

執筆の進捗状況としてはつい先日ようやく章立ての作成が終わったところです。試行錯誤の末、まずは「自分史」を作ることにしたのは以前エントリーに書いた通りです。

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章立てのイメージを公開!

細かい章のタイトルとかは別として、今のところ以下のような章立てのイメージになりそうです。

◆はじめに

◆第1章:違和感

  • すれ違う価値観
  • 毎日同僚と飲んでいた時代
  • 外資系プロの働き方に憧れて

◆第2章:葛藤

  • 仕事が終わっても帰れない
  • 突然訪れた昇進遅れ
  • 同僚との埋まらない溝
  • 嫌われても全国表彰

◆第3章:覚醒

  • 早朝残業をやめられた理由
  • 自分の成功法則を知る
  • 職場で弱音を吐く
  • 飲み会を断る
  • 言わない自分が悪かった
  • 他人よりも自分を優先する

◆第4章:その後の世界〜世界の見え方が変わった〜

  • 同僚との新しい関係
  • わきあがる家族への感謝
  • ライフワークでワクワクする毎日
  • 楽に生きていく

◆おわりに

いかがでしょうか。

僕のことをよく知っている方や、僕のブログを昔から読んでいただいている方は章立てを見るだけで、新しい本のストーリーが想像できるのではないかと思います。

章立ては一度頭の中で本を書かないと完成しない

章立ての作業を終えて思うのは、章立ては一度本を自分の頭の中で書き上げないときちんと作れないということです。

本の出版が決まった時、はじめての経験だったこともあり、章立てを作るのは1週間もあれば十分だと思っていました。

しかし蓋をあけてみれば、けっきょく2週間近くかかりました(毎日1〜2時間作業してます)。

僕が行った手順は以下の通りです。

  • 一度ざっくり一通り本文を書いてみる
  • 編集者さんや出版社の方から深堀のためのアドバイスをもらう
  • 自分史を作る
  • 自分が変化していった要因を自分史をもとに分析する
  • 自分史をもとにストーリー形式で章立てを作る

僕の場合、まずざっくり本文を書いてみることにしました。やはり本のイメージが具体的にわかないと、章立てはきちんと作れないと思ったからです。

一旦ざっと本文を書いてみて、それを編集者さんや出版社さんに見ていただき、アドバイスをもらいました。そのうえで自分史を作り、自分がなぜ変化を起こせたのかを深堀りしていくことにしました。

自分史を作るにあたっては、Evernoteの過去のログや、自分のブログに一通り目を通しました。この時はブログを自分のドキュメンタリーのように書いていてよかったと思いました。自分が当時感じた感情や葛藤をしっかり思い出すことができました。

そして作った自分史をもとに当時の自分を時系列で想像しながら、どのように自分が変化していったのか。その要因はなんだったのか。分析をじっくりしていきました。

この分析は大変でしたが、なかなか楽しい作業でした。自分でも気づいていなかった意外な要因を発見したりしました。この辺は徐々にあきらかにしていきますね。

そしてこの分析が終わった時、僕の中でストーリーがはじめて明確になりました。自分が伝えたいことがクリアになったからでしょう。その後はスムーズに自分史をもとに今回の章立てを完成させることができました。

こうしてようやく本文の執筆に入ることができたわけですが、正直ここまで章立てに労力がかかると思っていませんでした。

やはり何事も経験してみないとわからないものだなあと思いました。せっかくの機会ですから、これからも本を書いていくプロセスをこうしてブログに書いていきたいと思います。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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