僕達は何をそんなに生き急いでいるのだろう

先週末は久しぶりの自由を満喫してました。
普段の週末は妻と小さい娘達とずっと一緒に過ごしていますから、自分の自由に使える時間は1日1時間くらいしかありません。
しかし先週末は出張で熊本に一人だったので、2日間まるごと自分の時間でした。
そこでちょっと思ってしまったことがあります。
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何を生き急いでいるのだろう
昨日ぼーっとしていたらふと、「今までの人生、終わってみたらあっという間だったなあ」と思いました。けっこう定期的にこう思うのですが。
その後のこれからの人生を考えた時に、同じようにあっという間に30年くらいたって、同じように「あっという間だったなあ」と思うのだろうな。
そんなことを想像しました。その時にふと、「もっときちんと人生を味わなければいけないな」と思いました。
昔に比べれば大分マシになったと思いますが、やっぱり僕はまだどこか生き急いでいるような気がするのです。
例えば妻と娘達と過ごす喜びをきちんと味わっているかと聞かれたら、ずっと一緒にいると僕も人間ですから「ブログ書きたいな」と思ったりもするわけです。
ありきたりな言い方をすれば、まだまだ今を生きていないんですよね。
自分が想像する「すばらしい未来」とやらに、意識がどうしても向いてしまうのです。それを想像しワクワクするのもそれはそれで楽しいのですが、それこそふと想像してしまうのです。
30年後の自分が昔を振り返った時、どう思うのかをです。
きっと「もっと喜びも、苦悩も。味わった方がいいよー。時間はあっという間に過ぎてしまうから」と思っているような気がするのです。
生きる体験を楽しむ
僕自身、どうしたら今を生きられるようになるのか。まだ明確な答えは出ていません。
しかし気付いたのは、今この瞬間も未来同様、すばらしいということです。
そして喜びが多いにこしたことはないですが、それこそ悩みや葛藤だって僕達の人生の一部です。後で人生を振り返った時、これらもしっかり味わっておくことも大切なのではないかと思いました。
苦悩の最中になかなかそうは思えないのも事実ですが、将来悩みや葛藤も振り返った時、良いスパイスになると思うのです。今の時点で人生を振り返っても、昔の葛藤について僕はそう感じるからです。
そう思うと、僕達はそうやって「生きる体験」を味わうために地球に生まれてきたようにすら思えるのです。
僕だけでなく、現代に生きる多くの人が「忙しい」という思い込みで、今を生きられていないような気がします。
あなたは今を生きていますか?
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。