「やってみたい」と思ったことは「がんばっていい」ことにあらためて気づいた話

今朝Facebookのある投稿を見て、「あーー」とあらためて腑に落ちたことがあります。

それは「好きなことはがんばってもいい」ということです。

最近の僕は、「やりたいことをやって、やりたくないことはやめる」を行動の判断軸としてました。そう考えるようになってから、例えばですが、ブログを毎日書くことはしなくなりました。

その時の気分で、「今日は書きたくないなぁ」と思ったら、自分の気持ちにしたがって書かない。そういうスタンスでブログを運営してきました。

このスタンスはこのスタンスで楽ですし、これでいいと思うわけです。しかし最近、僕には「やってみたい」と思うことができました。

しかし、そのことについて「気が進まない」のです。

昨日のエントリーにも書いたのですが、気が進まないということは、そのことが「やりたいこと」ではなく、「やったほうがいいこと」なのではないか?

やったほうがいいこと」なら、「やりたいこと」ではないので、やらない。それが今の僕のスタンスなわけです。ということで、「どうしよっかなー」と昨日まで数日間モヤモヤしていました。

その「やってみたいこと」とは僕のブランド作りにはとても大切なことと思えたのです。そして最終的には「やってみよう」と今朝思うことができました。

では僕の「やってみたいこと」はなんなのか。最終的に「やろう」と決めた要因はなんだったのか。

それはそもそも、「やりたいことをやる」の捉え方の問題ということに気がついたのです。

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僕が「やってみたいこと」はタスク管理の情報サイトを作ること

「やってみたい」と思ったこと。一言で言えば、タスク管理の初心者用の情報サイトです。

タスク管理をこれから始めたいという人や、タスク管理に興味があるけど「何それ?」という人向けに、「ここを見ればタスク管理のことはだいだいわかるよ」というサイトを作りたいと思うようになりました。

タスク管理の概念や、タスク管理ツールの使い方が集まっているサイトです。タスク管理について初心者が知りたい情報が一つの場所に集まってるようなサイトです。

このアイデアは先日お会いした人からのアドバイスで、「おぉ、それいいなー」と思ったのです。しかし、「やろう」と決断できなかったのには、ある理由がありました。

一言で言えば、「めんどくさい」のです(笑)。

「気が進まない」「めんどくさい」=「やりたいこと」ではない?という疑問が消えなかった

例えば僕自身、タスク管理の概念を語るのは好きなのですが、タスク管理ツールの操作方法を人に教えるのはあまり好きではありません。自分の中では、あまり得意ではないと思ってるからかもしれません。

しかし今僕が作ろうとしているサイトには、その情報は必要不可欠なわけです。そうすると、「やりたくないなぁ」という気持ちが湧きます。

ここで、「やりたくないなぁ」と思うということは、これは「やりたいこと」ではなく、「やったほうがいいこと」なんだろうなぁと思ってしまったわけです。

自分の中で、「やりたいこと」ではないのなら、「やりたいことをやって、やりたくないことをやめる」という自分のスタンスと違うから、「どうしょうかなー」。そう思っていたのだと思います。

しかし、今朝の投稿で気づいたのです。たとえやりたいことであったとしても、「やりたくないなぁ」と思う時もあるということを、思い出しました。

わかりやすい例が、「本を書く」ことです。

当たり前だけど、「やりたいこと」でも、「やりたくない時」はある

本を書いたことがある人はわかると思いますが、本を書くというのは、けっこうしんどい作業です。

少なくとも僕にとっては、処女作ということもあったと思いますが、楽しい反面、しんどい作業でもありました。一行書くのに、30分近く悩む時だってありました。

「今日は書きたくないなぁ」と思う時もありましたが、がんばって毎日少しずつ書いていました。

そして思い返せば、ブログもそうでした。今でこそ、書ける時はスラスラと書けますが、昔は毎日ブログを書くなんて夢のまた夢。

毎日ブログを書こうと決めてから、必死にネタを考え、書きたくない時も毎日更新していったのです。

そうして考えた時に、「本を書くこと」と「ブログを書くこと」は自分にとって「やりたくないこと」だったのか?

確認するまでもありません。これらは僕にとって、「やりたいこと」に決まってるわけです。

ここで僕が導き出した結論。それは、「「やってみよう」と直感的に思ったことは、がんばってもいいからやってみよう」ということです。

「やってみたい」という直感を大切にする

「やりたいこと」も、常に「やりたい」と思うわけではないということです。

僕のブログもそうですが、「書きたくない」と思う時はあります。 しかしブログは僕にとって「やりたいこと」です。

つまり、「やりたいことをやる」とは、「やってみたいと思ったことをやる」という言葉のほうが、僕にとってはしっくりくることがわかりました。

「やってみたい」と思ったことなら、がんばってやってもいい。そういうことです。

ということで、「ミニサイト」みたいなイメージからでも、少しずつやってみようと思ってます。

「ミニサイト」の効用について知りたい方は、以下の本がオススメです。

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悩みが晴れたので、やる気がでてきました!しかしあらためて自分は本当に不器用だと思いました。

側から見ると「考えすぎ」だと思うでしょう。しかし僕はこうして心から自分が納得しないと動けない人間のようです。

だから会社でも人より色々と悩んでしまうのかもしれませんね(笑)

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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