仕事がデキない自分にダメ出ししてしまうあなたは必読!小倉 広さん著「もしアドラーが上司だったら」

いつもブログサポートをしていただいているものくろさんから本書を勧められ、手に取りました。

小倉広さん著の「もしアドラーが上司だったら」。

もしアドラーが上司だったら
小倉 広
プレジデント社
売り上げランキング: 635

本書を読み、書いてあることは「本当にその通り」と思いました。その一方、読者がこの本のメッセージを腹に落とすのは「なかなか難しいかもなぁ」と正直思いました。

例えば「あなたは存在してるだけで価値がある」という言葉を聞いても「それはそうだと思うけど・・」で終わりませんか?

この言葉だけで「僕は存在してるだけで価値があるんだ!」とは思えないのではないでしょうか。

その一方、この本はあなたに読んでみてほしい本だとは思ってます(だからこそ、こうしてブログに書いてるわけですが)。なぜなら今読んでおけば、いつか「あー、そういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間がきっと訪れるからです。

特に仕事がデキない自分に価値がないと思ってる人には、必読の本と言えそうです。「機能価値」と「存在価値」の違いを混同していると、この状態に陥るからです。

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「機能価値」と「存在価値」を混同すると、人に認めてほしいと飢餓状態となる

「機能価値」、「存在価値」という言葉をあなたは聞いたことがあるでしょうか?

これは「Doing(やり方)」と「Being(あり方)」とも言えるのですが、簡単にいえば機能価値は何かできることの価値。存在価値は文字通り、僕達がただ存在しているだけの価値です。

例えばあなたが営業の仕事をしていて、スキルがあり、売上をどんどん上げていくことができる。その場合は機能価値を発揮できていると言えるでしょう。

一方、存在価値は僕達の存在そのものの価値ですから、減ったり増えたりするものではありません。

そして本書では機能価値と存在価値について以下のように書いています。

『機能価値 』と 『存在価値 』をごちゃ混ぜにして自己否定していると飢えた猿になる 。認めてほしい 、愛してほしい 、と飢餓状態になる 。すると 、余計にうまくいかない

「飢えた猿」とは、まさに昔の僕でした。つい一年くらい前までは、僕も「仕事での評価=自分の価値」と考えていて、とても苦しかったのです。

昔は仕事での評価が自分の自信に直結していた

当たり前ですが、仕事がデキれば人間として素晴らしいわけではありません。

そんなことはわかりきっているはずなのに、つい僕達は社会人になると、仕事がデキない自分を「ダメ」と評価してしまいます。特に男性はその傾向が強いのではないかと思います。

仕事が「デキる、デキない」が自分の人間としての価値と無意識に変換してしまい、仕事がうまくいっている時は自分に自信があるし、うまくいってない時は自信がない。

僕自身はまさにそんな風に以前は生きていました。仕事での評価に執着していたのです。

がんばらない自分に価値はないと思っていた

昔の僕は仕事での評価を落とされたくなくて、ムリして仕事を頑張っていました。本当は早く帰りたかったのに、まわりに合わせてムリして残っていたりしていたのです。

いつも他人から認められたいと願い、認められないことに不満を抱えていたのです。今思えば、「がんばらない自分には価値はない」という考えから派生して、「仕事がデキない自分に価値はない」と感じていたように思います。

その後、僕自身は様々な葛藤を経て、自分のBeingを認められるようになりました。その体験は拙著「気持ちが楽になる働き方」に全て書きました。

そして今だからこそ、よくわかります。仕事がデキるということは、あなたの一つの要素に過ぎないということです。

僕達が自由に生きることで、まわりの人も幸せになると知ろう

それは例えれば、「やさしい」、「イケメン」などと同じなのです。

あなたの人としての評価の一面にしかすぎません。そしてたとえあなたが仕事がデキなかったとしても、あなたの価値は変わらないのです。

これは体験してみないと、確信するのは難しいと思います。そういう意味では、本書を読んだだけで、すぐにあなたの考え方が劇的に変わることはないと思います。

しかし本書に書いてあることを知識として知っておくことは、とても大切だと思うのです。

なぜなら、冒頭に書いたように、後に「あー、あの本に書いてあったことはこういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間がいずれ訪れるからです。

そういう意味では、本書とあわせて、僕自身の体験を書いている拙著を読んでいただくと腑に落ちるかも?と思いました(これは宣伝ではなく、素直にそう思います)。

本書に書いてあることを本当の意味で理解した時、きっとあなたはこう思うでしょう。

「僕が自分らしく、自分が生きたいように生きることでまわりの人も幸せになる。だからこそ、僕は自由に生きていいんだ」と。

そして感想をもう一つ。本書に登場するドラさんのような上司に出会えるといいなと思いました。

ということで、是非読んでみてください。

もしアドラーが上司だったら
小倉 広
プレジデント社
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投稿者プロフィール

滝川 徹
滝川 徹
東証一部上場の保険会社で「残業ゼロ」を1年以上実践するサラリーマン。慶応義塾大学卒。「気持ちが楽になる働き方」著者(同書はKindle新着ランキング2冠を獲得)。

専門は「タスク管理」。現在は「シゴタノ!」主宰の「タスクカフェ」の非常勤講師を務める。

会社で働く人の「自分らしい働き方」の実現に貢献したいと考えています。「家庭」と「自分らしく生きること」を大切に、日々自分を貫いて生きています。

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