人生で起きる抵抗、挫折、障害を前向きに捉える方法

やぁ、みんな!

「自分が思うように生きられない」と感じると、人は誰でもストレスを感じると思う。

そして「自分が思うように生きられない」と感じる要因をよくよくと考えてみると、その大半は「他人」に原因があるように感じるはずだ。

たとえば、「思うように生きられない」と感じる時に、次のようなものがある。

  • 会社で自分が働きたい部署、勤務地で働けない(これは会社の人事という「他人」が決めるものだ)。
  • 仕事が上司や同僚のせいで思うように進まない。
  • 妻から口出しされて思うように生きられない。

こうしたことを「しかたがない」として、若干不満に思いながらもそのまま受け入れてしまう人が大半なのかもしれない。でも僕は性格上、(やっかいなことに)なかなかこうしたことを簡単には受け入れられない性質(タチ)だ。

こうしたことがあると、(特に以前の僕は)心のどこかで「俺の邪魔をするな」というような感覚を覚えてしまっていた(これは僕だけなのだろうか?)。

しかし最近、自分の中でこの「他人は自分が自由に生きることを邪魔してくる」という考えが「間違った思いこみなのではないだろうか?」という疑問に変わりつつある。

それはなんだかんだ言って、今の僕の人生が人の抵抗にあいながらも、なかなかうまく進んでいっているように僕自身が感じているからだと思う。

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自分の考えは、自分が思ってるほど正しくない?

一応言っておくと、僕の今の人生は必ずしも「自分の思った通り」の人生にはなってない。それでも、今の僕は毎日とてもハッピーだ。

「自分の思い通り」の人生にはなってはいないのに、僕の人生はハッピー。このことを考えた時に、僕の中である疑問が生まれた。

それは、自分が「こうなったらうまくいく」「こうしたらうまくいく」と信じてる考えが、(自分が思ってるほど)「正しくないのではないだろうか?」ということだ。

何が「正解」か。いよいよわからなくなる。

たとえば仕事で、「こうすれば、絶対にうまくいく」と確信してる時に、上司や同僚から「こうしたほうがいい」と横槍を喰らうことが君にもあるだろう。

そんな時、自分としては「こうすれば絶対うまくいく」と確信してるわけだから、上司や同僚からの意見やアドバイスは「邪魔なもの」と思えるはずだ。

しかし上司や同僚の意見は無視できない。ということで、上司や同僚の意見を取り入れながら、仕事を仕上げていくとする。

そうすると、結果的に自分が思ってたよりもずっといい仕上がりになったりすることがある。

これは一つの例だが、こうしたことからわかるのは。たぶん、僕達の考えは、僕達が自分達で思ってるほど「正しくない」ということなのだと思う。

わかりやすく言ってしまえば。

「何が正解かなんて、自分自身含めて誰もわからない」

そういうことなんだと思う。

人生で起きる「最悪」の出来事は、実は「最良」の出来事?

この「何が正解かなんて、自分自身含めて誰もわからない」というのは、きっと人生にも当てはまる。

たとえばiPhoneを作ったスティーブ・ジョブズも、自分が創業したアップルをクビになったことをふりかえって、それを「最良の出来事だった」と語った。

当時スティーブ・ジョブズが絶望的な気持ちになったことは想像に難くないが、おそらくアップルをクビにならなければスティーブはあの偉業を成し遂げることはできなかっただろう。

アップルをクビになったことは、スティーブ・ジョブズが自分の中で思い描いていたストーリーとは大きくかけ離れていたはずだ。

しかし結果的に彼は「クビになる」という他人の抵抗にあったことで、あの偉業を成し遂げたのだ。

つまり、、、

つまるところ、僕が言いたいことはこういうことだ。

僕達が一見「抵抗」と感じること、「思うように人生が進まない」と感じる人生の出来事は、実は僕達がよりよく生きるためのガイド(道しるべ)なんじゃないかということだ。

少なくとも僕は自分の人生をふりかえると、結果的にはよりよい人生にガイドされているような感覚を覚える。

君はどうだろうか?

たとえば人生で挫折したこと、思い通りいかなかったことを思い返してみてほしい。

その結果、(結果的にだが)人生がよりよい方向に進んだ、あるいは「あの出来事があってよかった」と思えるのではないだろうか。

そう思えたら人生で起きる抵抗、挫折、障害は悪いことじゃないないのかもしれない。

少なくともそう捉えたほうが、人生ハッピーに生きられる。

そう思わないかい?

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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