本を初めて書く人は「自分史」を作ることからはじめるとうまくいく

本を書くには当然ながらまず本の構成(章立て)を考えてから書いていくことになります。

今回初めて本を書く僕としては、この章立てをどのように構成したらいいか。けっこう悩みました。

色々と試行錯誤し、編集者の小田さんや金風舎さんと企画について擦り合わせをしている時に「本を書くには自分史をまず整理する必要があるのかもしれない」と思いました。

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本の構成はストーリー展開が読みやすい

なぜそう思ったかというと、神田昌典さんの「全脳思考」を読んだ時に本の構成はストーリー展開が最も読み手に読みやすいと書いてあったのを思い出したからです。

全脳思考
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例えば今回の僕の書籍の場合、ざっくり言えば以下のようなストーリー展開となるわけです。

  • 大企業に入社し、はじめは大企業の価値観に染まっていく
  • 入社3年目に吉越浩一郎さんの本をきっかけに外資系プロの働き方(価値観)を目指すようになる
  • 大企業的価値観と葛藤し自分の課題と向きあう
  • 大企業的価値観からの離脱

僕自身が今の会社に入社してから今に至るまで葛藤しながらも成長していくというストーリー展開。

この展開が読み手に最も共感され、おもしろいと思ってもらえるのではないか。今はそう考えています。

したがって試行錯誤の末、本の構成(章立て)を考えるにあたり、会社に入社してから現在までの自分史をまず作ることにしました。自分史を作り、それを基に章を作っていくのです。

そういう意味では僕と同じように初めて本を執筆するという方や、これから本を作りたいという方はまず自分史を作ることから始めたらいいのではないでしょうか。

そうしておくと章立てがスムーズに構成できて、執筆がぐっと楽になるのではないかと思います。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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