「仕事において1日でやりたいことに費やせる時間は労働時間の4割もない」。
そう聞いて、あなたはどう思いますか?「そんなことはない」と思うのではないでしょうか。
もちろん個人差はあります。しかし大半の人の自由に使える時間は「4割以下」のはずです。サラリーマンであれば、なおさらです。
なぜなら僕達の仕事は「ルーティンタスク」と「割り込みタスク」が1日のタスクの大半を占めるからです。そしてその現実を知らないから、僕達は残業をやめられないのです。
必要なことはシンプルです。「3.2時間」のリアルを知ることなのです。
広告
「割り込みタスク」も実はルーティンタスクである
「ルーティンタスク」とは、毎日行うタスクです。メールチェックなどはその代表例でしょう。
「ルーティンがほとんどない」という人は、おそらく気がついていないだけです。仕事の大半はルーティンだということに、です。
一方、「割り込みタスク」とは、顧客からの不意な問い合わせの電話、上司からの突然の呼び出しなどです。要するに予定外に緊急に発生するタスクです。
1日のうち、意外にも「割り込みタスク」は多いことにあなたは気づいてましたか?
これも毎日、一定時間を取られているのです。ある意味、「ルーティンタスク」であることにあなたは気づいていたでしょうか?
そして実に多くの人が1日の予定を立てる時、これらの概念があることを忘れて、やることをリスト化してしまうのです。
その結果、「予定通り仕事が終わらない」を毎日痛感することになるのです。
なぜ予定通り仕事が終わらないのか?
その理由はシンプルです。
誰しもが、「今日はこれと、これと、これをやろう。それでも時間は十分あるな。よしよし」と思い1日をスタートさせるわけです。
しかし1日が終わる頃になると「なんで予定通り仕事ができなかったんだろう?」と思ってしまうのです。
そして大半の人が「今日はなんか忙しかったから、仕方ないか」ですませてしまうのです。これではいつまでたっても残業を減らすことはできないのです。
以下はデモ画面ではありますが、僕のルーティンのタスクリストの抜粋です。「ルーティンタスク」と「割り込みタスク」だけで、これだけのリストになってしまうのです。
まずはこの現実を理解してほしいのです。
そしてあなたも持ち時間は「3.2時間」しかないことを知る必要があるのです。
持ち時間の「3.2時間」をどう使うのか
残業を減らしたいと願うなら、まずは何時まで働くかを決めることです。
そうして労働時間が決まってはじめて、あなたの持ち時間が決まります。労働時間から「ルーティンタスク」と「割り込みタスク」の時間を除いた時間。それがあなたの正確な「持ち時間」になるのです。
例えば9時から18時までの9時間働くと決めるとしましょう。昼休みの1時間を除けば、労働時間は8時間です。
「ルーティンタスク」と「割り込みタスク」で6割の時間を費やすと仮定すれば、あなたの待ち時間は3.2時間となるわけです(8時間の4割)。
あなたが考えなければならないのは、この3.2時間をどう使うかなのです。このことを正確に理解していれば、あなたの仕事は理論上は「予定通りに終わるはず」なのです。
そして3.2時間の精度を上げることができれば、予定通り仕事が終わる可能性はさらに高まります。
紙とペンさえあれば今日からできること
もっと言えば、「ルーティンタスク」と「割り込みタスク」だけでかまいません。記録をとってほしいのです。
あなたがタスク管理ツールを使えなければ、紙でもオッケーです。1週間記録して、平均時間を把握してください。それだけで、あなたの持ち時間がかなり正確にわかるはずです。
持ち時間を正確に把握して、毎日その時間内でやれることを考える。その習慣を持てるようになることが、残業を減らしていく基本ステップになります。
とりあえず早く帰るという戦法ももちろんあります。
しかしそこまで勇気を出せない人は、こうした地道な方法から試していくしかないというわけです。
紙とペンさえあればできることですので、今日から早速試してみませんか?こうした小さなきっかけに取り組めるか否かで、残業を減らせるか否かは変わってくるのです。
いよいよ今週末です!大阪で北さんとコラボセミナーを開催します!!!
2/19(日)の午前中に大阪(十三)でセミナーをやります。
当日は「自分らしい働き方」をテーマに、サラリーマンでありながらビジネス書を7冊だされている北真也さんもお招きします。
僕達が試行錯誤の末たどり着いた、「自分らしい働き方」について、惜しみなくその体験やノウハウをお伝えします。
当日は質問の時間やディスカッションの時間にもたくさんの時間を割く予定です。日頃僕達に聞きたいことをたくさん質問していただきたいと思います。
お申し込みはこちらから簡単にできます。この機会に是非、僕達に会いに来てください。
あなたにお会いできるのを楽しみにしています!