人生を変えるには「本当はやりたいけど、やりたくないこと」に挑むこと

残業ゼロを実現し、仕事以外の時間を存分に楽しんでいること。本を出版すること。
数年前に自分が「こうなったらいいな」と思っていたこと以上の変化が、今の僕の人生には起こりつつあります。
人生を変えるコツ。今の僕から昔の自分に一言アドバイスをするとしたら、それは「本当はやりたいけど、やりたくないことをやりなさい」だと思います。
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人が抱える「変わりたいけど、変わりたくない」という矛盾
昔の僕もそうでしたが、多くの人は「人生を変えたい」と思う一方、本当は「変わりたくない」と思ってるところが多かれ少なかれあります。
僕がそれを自覚したのは、そんなに昔の話ではありません。自覚したのは今年の7月、夢だったタスク管理のセミナーをタスク管理の巨匠である大橋悦夫さんと共催した後でした。
当時のエントリーにも書いてますが、昔の僕は大橋さんからセミナーを一緒に開催しないかと誘われているにもかかわらず、自ら断っているのです。
セミナーを開催するという夢への切符が目の前に差し出されたのに、自らそれを断っている。
この時僕は「(セミナーを開催するなんて)自分にはまだふさわしくない」と思ったのです。だから「できない言い訳」を無意識に作り出したのです。その言い訳は「子供が小さくて時間がとれない」でした。
それは確かに事実でした。しかし状況があまり変わっていないその数ヶ月後にセミナーを開催したことを考えれば、これは言い訳だったことが今だからこそ、わかります。当時でも開催は十分可能だったように思うからです。
「できない言い訳」はやりたいサイン
子供が小さくなかったとしても、きっと別の理由を考えていたでしょう。「他にやりたいことがある」、「まだ実力が足りない」。きっとその場で様々な「できない理由」が思いつくのだと思います。
しかし、覚えておいていただきたいのは、「本当はやりたいけど、〜だからできない」というできない言い訳はやりたいサインなのです。
だからこそ人生を変えるのに必要なのは「本当はやりたいけど、やりたくないことをやる」ことなのです。
僕もここまで変化を起こすために、たくさん「本当はやりたいけど、やりたくないことをやる」を実践してきました。
例えば今僕は毎月タスク管理の勉強会を主催してます。これはずっとやりたかったことですが、ずっとやらずにいたことでした。
例のごとく「育児で時間がない」ことを言い訳にしてましたが、本音は「人が集まらなかったらどうしよう」というような、他人の目が気になるからでした。
しかし、人生を変えるには自分がやりたいと思うことを怖くてもやること。そうわかってから、「もう人が集まらなくてもいいから、やる」と覚悟を決め、開催することにしたのです。
おかげで今は充実した時間を過ごすことができています。
イバラの道が楽園への唯一の道
あなたが本当はやってみたいけど、怖くてやりたくないことはなんですか。
きっとそれをやることが、あなたの人生を変えることに繋がります。僕もここまでくるのに、そうしてイバラの道を通ってきました。
怖いことを避けて、人生を変えることはできない。僕はそう思ってます。いいとこ取りはできません。
だから多くの人は「人生を変えたい」と思ってても、本音では「変わりたくない」のです。イバラの道を通りたくないからです。
しかしここまで書いてきたように、イバラの道を通ることこそ、楽園への唯一の道なのです。その先には自分が理想とする世界が待っています。
例え非難されても、バカにされても。やりたいことをやるのです。
自分のペースでゆっくりでもいいと思います。
もしあなたが人生を変えたいのなら。是非今日から小さいことでもいいので、「本当はやりたいけど、やりたくないこと」をやってください。
早ければ今月末にリリースされる僕の本は、なかなか勇気が出せないあなたの背中を押す本になるはずです。楽しみにしててくださいね。
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。