人生なんだか毎日つまらない。そんな時は青春が足りない

正直、毎日なんだかつまらない。人生って、なんだかつまんないな。

そう感じること、ないですか。

先日ですね、友人と話をしていたら。その友人が、そんな悩みを打ち明けてくれたんですね。昔ほど趣味とかも楽しめなくなった。そんな話をしていたんです。

僕も当然そういう時期もありましたし、みんなわざわざそんなね、「自分が不幸せです」みたいなことをオープンにする人って少ないと思うんです。

それもあって、こういう悩みを抱えてる時って、なんだか自分だけがそう感じてるのかな、とか。自分がおかしいのかなって悩んでしまう人も意外と多いと思うんですね。

実はそんなことないですよ、というのが今日の話です。あわせて、僕なりにそういう時にどうすればいいのか。

どうしたらもっと毎日が楽しくなるのか。今日はそんな話をしたいと思いますので、 少しでも気になった方、興味がある方はこの先を読んでみてください。

ちなみに、この話はPodcastでもしています。もし音声で話を聞きたい方は、以下のリンクから聴いてみてください。

それでは早速はじめましょう。

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最近、仲いい友達と話をしていて。そいつはゲームがめっちゃ昔から好きなやつなんですけど。ゲームが昔ほど楽しめなくなったって言ってて。で、その他のことも一緒だって言うんですね。

スロットとかも好きなんですけど、スロットとかでも前みたいに楽しめなくなったと言ってて。そうした話を聞いて、こういう人って実はけっこう多いんじゃないかって思ったんですね。

僕もそういう時期はあったし、みんなわざわざ自分がこんなことで悩んでるよなんてことは言わないけど。みんなおおっぴらに言わないだけで、 けっこうこうした悩み抱えている30代後半から40以上の人って多いと思うんですよね。あなたもそうかもしれないですね。

で、これに対する解決策として僕が最近意識していることは「青春を取り戻そう」っていうことなんです。こういうふうに言葉にするとなんだかアホみたいですけど(笑) 。

極めて真面目な話なんで、少しお付き合いいただけたらと思うんですが。そもそもなぜ青春って言葉を思い出したのかというと、一つは自分の子供達を見ていて、やっぱり青春の輝きっていいなと思ったからなんでね。

こう、昔の自分も青春してたな、みたいな。娘が友達と遊んでたりすると「青春してんなー」って思うわけです。で、なんか自分って、そーゆー気持ち、忘れちゃったなーとか思うわけです。

大人になって、昔の熱い気持ちとかね。こう、青春的な感情って、もう残ってないのかなぁーとか考えるわけです。そんな時にたまたま村上春樹のエッセイ集みたいのを読んだんです。

青春の有効期限はいつ?

そのエッセイ集は簡単に言うと、村上春樹が質問を公募して、それに対して答えを書いていくというものだったんですけど。その中の1つの質問に「青春の有効期限っていつ?」みたいな投稿があったんですね。

質問者は若い女性で、まわりから結婚してそろそろ落ちつきなさい、とか。もっと現実を見ろみたいなことを言われていると。

でも、自分としてはそんなふうに落ち着きたくない。で、どうしたらいいのか。やっぱり青春って、年取るとあきらめなきゃいけないのか。有効期限はいつなのか?と質問をしてたんですね。

で、それに対する村上春樹の回答がかなり秀逸だと思っていて。当時彼は50歳ぐらいだったんですが、いい音楽を聴いたりとか、いい小説を読んだりとか、 感情を揺さぶられるような経験をした時に、まだ自分は青春が続いてると時々感じることがあるってことを書いてたんですよ。これにはびっくりしました。

もう少し読んでいくと、村上春樹曰く。青春というのは、心の感じ方であったり、感じ方の一種のバイブレーションだと言うんですね。なので、意識をすれば、もちろん年をとれば感情って少しずつ薄らいでいくかもしれないけれども。それは感じ続けることはできる。筋肉みたいに維持し続けられるんじゃないか、って言うんです(筋肉の話は私の意訳)。

最終的に質問者に対して、あんまり深く考えず、少しでもいい映画見たり、小説を読んだり、そういう経験をしていけばいいんじゃないかって提案してて。なるほどなぁーと感動したんです。

それと同時に「青春の気持ちを失ってしまった」と自分が感じてたのは思い込みだったのかも、と気づいたんですね。

大人には、感情が揺さぶられる経験が足りない

どういうことかって言うと。僕、けっこう日頃移動することで多いんですが。その時、音楽を聴くことが多いんですね。

で、たしかに好きな音楽を聴いている時って、なんだか自分が人生の主人公みたいな。昔の青春のような感覚に襲われるなぁと思い出したんです。言われてみると、って感じなんですけど。

その他にも、たしかにいい映画を見て感動したりとか、わかりやすと言うと感情が揺さぶられるような体験をすると。同じような感覚を味わうことに気がついたんですよね。

ということは、ですよ。人生がつまらない、って感じる時に大切なのは、村上春樹が言うように。実は、この感情を揺さぶられる経験ってのが足りないんじゃないか。そう思ったんです。

たとえば先日槙原敬之さんのコンサートに行ったんですが、すごいよかったんですね。感動して、まさに感情揺さぶられたという感覚でした。やっぱりこういう経験ってすごい重要だなってあらためて思ったわけです。

最近推し活とか流行ってるのも、みんな青春(の感覚)を求めてるってことなんじゃないでしょうか。みんなその自覚はないと思うけど。それが人によってはディズニーだったり、漫画を読むことだったり、ゲームだったりするんじゃないかな、と思うんです。

余談ですが、人が不倫をするのも同じなんじゃないでしょうか。たぶん昔の、恋愛の感覚とか、そういう感情を味わいたくてやってる人も多いんじゃないかな、と思ってます。

たぶんみんな、感情を揺さぶる経験を本能的に求めてるんですよね。でも、仕事が忙しかったりしてそういう時間を取らないと、心が渇いていってしまう。そうすると、冒頭に紹介した友人のように。人生がつまらない。そう感じるようになるのではないか?というのが僕の考えです。

まとめ

ということで、ちょっと長くなったんですけど。今日何が言いたいのかっていうと、人生の後半戦、年をとって、なんだか人生毎日同じことの繰り返しだなぁ、つまらないなぁと感じる時は。

ここまで書いてきたように、感情を揺さぶられる経験をしよう!ってことです。念のため言っておくと、これって別に無駄なことでも全然いいと思うんです。

たとえば僕の場合、最近ゲーム=ドラゴンクエストⅩをやってます。これも、感情をゆさぶる経験の一つなわけです。ストーリーをすすめていて、感動する場面とかありますからね。純粋に楽しい、という面もあります。

コンサートに行こうとか思うと、人によってはけっこうハードルが高くなっちゃうと思うんですね。でも、そんなすごいことじゃなくてもいいんです。音楽を聴くとか、小説を読むでもいい。友達と話をするでもいいし、僕のようにゲームでもいいと思うんです。

なんでもいい。一見無駄と感じることでもいい。とにかく楽しい、ワクワクする、待ち遠しい。そう感じられることに時間を費やす、ということなんだと思います。

そうやって、感情を刺激するような経験を積み重ねていけば。少しずつ、青春の感覚を取り戻せて人生が楽しくなるのではないか。僕はそう考えています。

僕にとってはこうしてブログを書くのもその一つです。

ということで、今日はこの辺で。それでは、また!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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