最近人と話をしていると、よく「楽しい」と言われます。
特にここ一年くらいで、よく言われるようになりました。はじめて話をする人からもよく言われます。
おそらく、僕はその理由を知っています。
それは僕自身がその人達に興味を持つようになったからです。
僕と会ったことがある人はわかると思いますが、僕はまるでヒーローインタビューのようにお会いした人の話を聞くことができます。
「どうしてうまくいったのですか?」、「その時どんな気持ちだったのですか?」。誰でも、こういう風に質問されたら嬉しく答えてしまうのではないでしょうか。
そしておそらくその人達の話を引き出せるのは、僕自身がその人達に興味を持ってるからに違いないのです。別に無理してインタビューをしようとは思っていません。
しかし僕自身、昔からそんな風に他人に興味があったわけではありません。いつから他人に興味を持つようになったか。
それは僕自身が僕なりに、人生がうまくいく法則に気づいたからでした。その法則に気づいてから、その法則を確認する作業をしていった。
それが「ヒーローインタビュー」だったのです。
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自分が信じてる仮説を他人の人生を通して確認する
あなたは人生の法則と言ったら、どんな法則を思い浮かべますか?
僕にはいくつか信じている法則があるのですが、一つ例をあげれば「逆境こそ最大のチャンス」です。
スティーブ・ジョブズがアップルをクビになった時のことを振り返って、「人生最良の出来事だった」と言ったことは有名ですが、僕自身も会社で昇進が遅れた自分の体験からもそう考えています。
こうして自分が信じている法則を、おそらく僕は他人の人生を通して確認しているのです。
今まで色んな人に話を聞いてきました。そして色んな人が逆境を経験しています。人生が好転してる人は例外なく、です。
「あなたの人生の転機となったのはどんな時でしたか?」と質問すると、「振り返れば、あの辛い時だった・・」と話が続くのです。
そこで僕自身、「やっぱり逆境は最大のチャンスなんだ」と確認するのです。
法則を確認する理由は、「ストーリー」を手に入れるためです。
自分の中の引出しを増やす
僕が知っている法則を確認する理由。それはやはり色んな「切り口」を探してるからだと思います。
切り口とは、ストーリーとも言えるかもしれません。
例えば今逆境に苦しんでいる人にアドバイスしたいとしましょう。その人に「逆境こそチャンスだよ」とアドバイスしたとしても、「ふーん」で終わってしまうことでしょう。
単なる言葉では、彼らの心には響くものはないはずです。
しかし自分の中で色んなストーリーを持っていれば、それだけその人に合ったアドバイスをすることができます。
自分自身の体験だけでは、やはり限界があります。本から仕入れた情報よりも、実際に会った人物で「こういう人がいたよ」という説明のほうが説得力がでます。
そういう意味では他人へのヒーローインタビューは、自分の中の「引出しを増やす作業」とも言えそうです。
もう一つ、他人の話に興味を持つコツ。それは「偶然は必然」ということを確認するすることです。
人生に偶然はないことを確認する
そうは言っても他人に興味が持てないという人もいるでしょう。僕自身も昔そうだったから、わかります。
そんな人はどうしたらいいのでしょう。
人に興味を持てるようになるコツをもう一つあげるとしたら、「人生には偶然はない」と思って他人の話を聞いてみてください。
僕自身、自分の人生を本にした時にこのことに気づきました。
その時は偶然と思っていた数々の出来事が、僕の人生という長いストーリーで見たら必然の出来事だったことがわかったのです。
あなたも自分の人生を振り返ってみると、そのことに気づけるはずです。
あの時あの人に会ったのは、このためだったんだ。そんな風に偶然が必然だったことに気づくことができます。スティーブ・ジョブズの「点と線」の話です。
そんな風に今の時点で思えなくてもオッケーです。まずは「そうなのかも」と思ってみてください。
そうすると他人の話を聞いている時に、「偶然の出来事はやっぱり必然的に起きてるんだ」と確認できるストーリーがいくつも聞こえるようになります。
「やっぱり」となるのです。
このことに気づくと、人の話を聞くのが楽しくなります。人生は奇跡の連続だということがわかるからです。
是非たくさんのストーリーをコレクションするつもりで他人と話をしてみてください。
僕のストーリーを知りたいという方は、是非僕の本を読んでみてくださいね。
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