サラリーマン最先端の働き方は「趣味を本業で実践すること」-サラリーマン漫画家の岡野純さんの働き方からの学び

これぞサラリーマンとしての理想の働き方でしょう。

友人でサラリーマン漫画家の岡野純さんが、マンガをご自身の本業でも活かすことができるようになったとのエントリーを書かれていました。

岡野さんはサラリーマンでありながら、マンガで出版しており、ベストセラーを出されています。

年末にそんな岡野さんとお会いする機会があり、まさに今回やられたことを「やりたいと考えている」という話がありました。

僕自身、同じようなことで小さな成功体験があったので(後述します)、そのことをお伝えするとともに、岡野さんがうまくいく確信があったので「それこそ岡野さんにしかできないことであり、絶対うまくいく」と率直に僕の考えをお伝えしました。

そして実際今回行動されたことを目の当たりにし、僕自身我がごとのように喜んでいます。

ライフワークに真剣に取り組んでいれば、サラリーマンの本業でもこうして活かすことができるのです。僕自身もそう、信じています。

僕はブロガーであり、デビュー間もないですが作家でもあります。そんな僕が人より秀でているのは、読まれる文章を書く技術だと思っています。

そんな僕の能力をサラリーマンとしての本業で活かすことはできないか。色々考えた末、僕も以前本業で一つの作品を作り上げることができました。

その経験による自信が、「サラリーマンでもライフワークを本業に活かすことができる」という今の僕の考えを支えています。

その仕事は、今まで僕の会社になかった全く新しい発想でした。

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きっかけは根本的な問題にある

僕は今、大手金融機関に勤めています。

大手金融機関では、お客様や取引先に読んだいただく資料がたくさんあります。しかしそれらの資料は、一般の人から見たら読みたくないものがほとんどだと僕は感じています。

文字がびっしり書かれており、ボリュームがありすぎるからです。これでは手にとったとしても、読みたくなるわけがありません。

もちろん、それにはそれなりの理由があるのかもしれません。しかしそれらの資料の目的は、お客様に読んでもらうことです。

ではどうしたらそうした資料をお客様に読んでいただくことができるか。

そう考えた僕は、「ストーリー」と「イラスト」の2つの要素を使って小冊子を作ることにしました。

自分の得意を組み合わせることで全く新しい手法を作り出す

映画やドラマのメッセージはなぜ多くの人を感動させるのか。

それはストーリーでメッセージを伝えているからです。主人公が困難を乗り越え前に進んでいく過程が共感を生み、受け手にメッセージが届きます。

読み手に楽しく読んでもらうために、僕は自分が伝えたいことをストーリーで伝えることにしたのです。

そしてもう1つ工夫したことはイラストです。文字が大量にあると、いくらストーリーがよくても読んでもらいにくくなります。

様々な書籍が最近漫画化されているように。イラストがあると読み手に短時間でわかりやすくメッセージを伝えることができます。

僕はマンガは書けませんので、この点は会社で使っているイラストを組み立てて、ストーリーを作っていきました。

その結果出来上がった小冊子は関連部署や取引先からも「読みやすい!」と好評をいただくことができたのです。

僕自身も良いものを作ったという感触があったので、充実感がありました。

ストーリーとイラストを組み合わせた冊子を作る。こうしてメッセージを読み手に伝える手法は、今まで僕の会社ではありませんでした(少なくとも僕はしりません)。

この体験は「自分にしかできない仕事がある」と、あらためて確信する素晴らしい機会になったのです。

やり抜く気持ちさえあれば、必ず見つかる

僕や岡野さんがやったことは、特別なことではありません。乱暴な言い方をしてしまえば、趣味を仕事に活かしただけとも言えるでしょう。

あなたは趣味を仕事に活かすことはできないと思いこんでいませんか?

しかしそんなことは全くないのです。

例えばマジックが趣味なら、仕事でもマジックを使ってみたらどうでしょう?

取引先の勉強会で披露したら好評を得て、社内でも勉強会を開いてほしいというオーダーがあるかもしれません。そこからどんな広がりを見せるかは誰もわからないわけです。

せっかく仕事をするんだから、その時間はできるだけ自分が好きなことをしていたい。そう考えるのは自然なことです。

だからこそ、あなたがサラリーマンなら、自分の好きなことを仕事に活かせないか。一度考えてみませんか。

もちろん、答えはすぐにはでないでしょう。僕だっていきなり思いついたのではありません。僕自身もまだはじめたばかりなのです。

しかしこうした意識を持ってるだけで、会社で働いていてもワクワクすることができるのです。僕自身が今まさにそれを体験しています。

信じられないかもしれませんが、あなたにも、あなたにしかできない仕事がきっとあるはずです。

そんな仕事が見つかったらステキだと思いませんか。

岡野さんと僕達の違いは、「諦めなかったこと」、「たとえ笑われてもやり抜く覚悟をしたこと」ではないでしょうか。

サラリーマンとしての理想的な働き方のスタートにたった岡野さん。あらためておめでとうございます。

僕も負けませんよ(笑)!

セミナーのお知らせ

今日のテーマは結局「自分らしい働き方」はなんなのかにいきつきます。

あなたらしい働き方はどんな働き方なのか。岡野さんのように働くヒントを、あなたにお伝えする機会があります。

それが今度2/19(日)に大阪で開催する「自分らしい働き方へ一歩踏み出すセミナー」です。

「自分らしい働き方」をテーマに、サラリーマンでありながらビジネス書を7冊(!)だされている北真也さんをお招きしてセミナーを開催します。

一度サラリーマンでいながら自由に働く僕と北さんを見にこられませんか?あなたに応援していただくことは、僕らの励みになります。

当日あなたにお会いできるのを楽しみにしています!!!

Kindle本 書きました!

2016年12月8日(木)発売 700円(税別)

会社で働きながらでも自分がやりたいことを追及できる働き方を手に入れませんか?

この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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