行動する前のシミュレーションの8割はムダである

「案ずるより産むが易し」

昨年行動し続ける中、実感した言葉です。

例えば会社の上司に嫌な報告をしなければならない時。

「あー言われたらどうしよう」「そうしたらこう言い返そう」などと、延々と自分の中でシミュレーションしていることはありませんか?

(そういう人間が僕だけではないことを祈りますが)「案ずるより産むが易し」との結論にいたるまで、僕はこういったシミュレーションにそれなりの時間をかけてきました。

その結果、それなりの時間を消費しましたし、けっこうなストレスが溜まった記憶があります。

しかし今になって思えば、それらの時間とストレスは結果的にムダだったとの結論に至りました。

なぜなら自分のシミュレーション通り最悪の結果に至ることは「一度もなかった」からです。

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私達のネガティヴな想像力はすごい

「これをやったらどうなるだろう」

そう私達が思う時、私達は常に最悪の事態を想像してしまいますよね。

昨年僕も自分のネガティヴな想像力に何度も驚かされました。「こんなことになって、こんなことが起きて」と、奇跡的に起こる「最悪の出来事」を想像してしまうのです。

これはこれで意味がある面はあります。会社の上司に嫌な報告をする時でも、「最悪でも怒られるだけだ」とわかることで、行動に繋がる場合もあるからです。

そうして冷静に分析を終えて行動に移すのであれば問題ないのですが、多くの人はこの後「あれでもない、これでもない」と頭の中でシミュレーションを繰り返してしまうのではないでしょうか。

このシミュレーションがムダだと今の僕は思っています。

シミュレーションの8割はムダ

シミュレーションのメリットは、一見不安が和らぐような気がすることでしょう。

なぜなら「準備」ができるからです。心の準備とも言えるでしょう。

誰でも予想しない展開になるのは好きではありません。

上司に報告をして、「こう言われたらこう言えばいい」と準備しておけば、実際そうなった時素早く反応がすることができる。私達はそう考えるから、シミュレーションをするのだと思います。

しかし、僕の経験ではですが、シミュレーションの8割以上はムダでした。例えば上司に報告した時にシミュレーション通り上司とやりとりをすることなったことは一度もなかったように思います。

そういった経験から、ある日ふと、シミュレーションをしている時間は「もったいない」と感じるようになりました。

またシミュレーションのさらによくない点は、最悪の事態を想定するので、ストレスが溜まることです。

いつも優しいはずの上司から、なぜか責められるという最悪の妄想までしてしまうので、不必要にストレスを感じることになります。

そうして怒られると思って上司に相談に行ったら、「あ、そう」という感じで終わったことが何度もありました。

結果的には「ストレス感じ損」です。あなたも経験があるのではないでしょうか。

即行動するには腹を括ってしまうこと

つまり悩んでるくらいなら、もう行動してしまおうということです。

大概のことは、私達の予想通りにことは運びません。そういう意味でも、大丈夫です(笑)。

ムダに時間を使い、ストレスを感じるくらいなら。もう最悪の事態を想像して、その事態を覚悟して挑むことです。

上司に報告する場合を例にあげれば、開き直って「ごめんなさい」でいいと思うのです。できるだけダメージを少なくしようとムダな抵抗をするから、シミュレーションしてしまうのです。

「最悪でも、怒られれば済む。クビになることはない」。そんな感じで、腹を括ってしまうことです。そしてウジウジ悩む前に、「エイッ」と上司のもとに行ってみること。

ほとんどの場合、あっけない結末で終わることを体感しましょう。そうすることで、「案ずるより産むが易し」を体感することができます。

こっぴどく怒られることもあるでしょう。でもそれはシミュレーションをしていたら、結果が変わっていましたか?

いずれにせよ、こっぴどく怒られたはずです。だとしたら、時間とストレスがムダにならずに済んだということでよかったという結論になります。

大前提として、大抵のことは大丈夫なのです。シミュレーション通り最悪の結果になることはまずありません。

あなたも20年以上は生きているでしょうから、過去を思い出してみてください。予想した最悪の結果通りになったということは、ほとんどないとわかるでしょう。

例えそういう経験があったとしても、長い人生で確率を考えたらそれこそ奇跡に近いことがわかるはずです。

だからしつこいですが、「案ずるより産むが易し」なのです。

行動する時不安になったら、この言葉を唱えてみてください。行動することが、楽になるのではないでしょうか。

僕が「案ずるより産むが易し」との結論に至るまでの行動を追体験したい方は、是非自著「気持ちが楽になる働き方」を読んでみてくださいね。

きっとあなたも気持ちも楽になると思います。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

1982年東京生まれ。

慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得、2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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