読書するなら、海外の本を読もう-日本人著者が語らない成功者の「本音」にこそ、価値がある。

やぁ、みんな!

最近実は海外の本を読むことにハマってるんだ。

なぜかというと、日本のそれとくらべて、海外の本のほうがどこか「本音」で語られているように思うからなんだ。

たとえば、僕が海外の本を読んでて「へぇー」と思ったのは、いわゆる成功してるとされる人達ですら、「何が売れるのか、何が当たるのか。『わかっていない』」ということだった。

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日本の作家があまり語らない「本音」

どういうことかというと、たとえばベストセラー作家がいたとする。

僕達が彼(彼女)らを見ると、彼(彼女)らはどんな文章、どんな本を書けば、「売れる文章、本」を作れるのか。彼(彼女)らはそれを「知っている」と思いがちだ。

でも、海外のベストセラー作家に目を向ければ。多くの人が「何がヒットするかなんて、誰にもわからない」と語っている。

たとえばニューヨークタイムズのベストセラーとなった「『週4時間』だけ働く」のティム・フェリスや、同じくニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、マーケターのセス・ゴーディンは少なくともそう言った趣旨の発言をしている。

彼らがそう言ってるなら、それは「真実」かもしれない。そう思えてこないだろうか?

一方で、日本で「誰も何がヒットするかなんて、わからない」と語っている人がどれだけいるだろう。

僕が少なくとも知ってるのは、堀江貴文氏だけだ(堀江貴文氏はそもそもそれを秋元康氏から教えてもらったというようなことを言ってたが)。

彼はYouTubeで「何が当たるかなんて、俺にもわかんねぇもん」と発言していた。

しかし堀江さん以外に、こうした趣旨の発言をオープンに展開している人を僕はあまり見たことがない。

少なくとも僕は、海外の著者の本を読んだり、YouTubeを見なければこの「何が当たるかなんて、誰もわからない」という話は知り得なかっただろう。

なぜなら、堀江貴文氏しかこうした趣旨の発言をしていなければ。僕はただ「ホリエモンはそう思ってるんだな」としか思えなかったであろうからだ。

視点を変えれば、行動が変わってくる

で、なぜ僕がこんな話をしているのかというと。

こうした「真実」とも言えるような、自分の世界の見え方、視点を変えてくれるような話を聞くために、僕は読書、YouTubeをはじめとしたインプットをしているからだ。

視点が変わると、行動が変わる。

たとえば「何が当たるか、誰もわからない」というのが真実だとすれば。

僕達がやらなければいけないこと(戦略)は、「とにかく『当たる』まで、探し続けよう」ということになる。

たとえば作家志望なら、とにかくたくさん作品を出し続ける(今なら電子書籍で誰でも無料で作品を出せる)。

そうすれば、いつかは「当たり」がでるかもしれないというわけだ。

一方で、「成功してる人は、何がヒットするか知っている」という考えだけを信じていると。

「とにかく実力をつけよう」と考え、たとえば作家志望なら、文章の書き方の教室に通いはじめてしまうかもしれない。

「実力」とやらがつくまで、作品を書けないという展開に陥る可能性がある。

そうして一生作品を出せずに終わる人もいるのではないだろうか。

成功したら、人生は思い通りになる?

このように。自分が信じてる考えにより、僕達の行動は変わってくるのだ。

だからこそ、色んな考えを吸収するために。僕達は読書をはじめとしたインプットをするわけで。

しかし日本の本では、先程の「何が当たるかわからない」をはじめとして、どこか「本音」があまり語られないように思う。

海外の著者は、「たとえ成功しても、人生では葛藤や苦しみは消えない」ということを語ることが多いのに対し、日本の著者はそうしたことにあまり触れない印象がある。

そうすると、(昔の僕もそう思いこんでいたが)特に若い人は「成功さえしてしまったら、人生は思い通りになる」と思いこんでしまうのではないだろうか。

これは非常に偏った、危険な考え方だ。

日本であまり語られない葛藤や悩みこそ、僕は知りたい。

思うに、日本人はどうも葛藤する姿、悩みを抱えることについて。「恥ずかしいこと」というイメージがあるのではないだろうか。

だから日本人の著者は、自分がうまくいったことは堂々と語れるけれど、自分の悩みや葛藤をオープンにすることができないのではないかと僕は思う。

しかし少なくとも僕が知りたいのは、そうした葛藤や悩みなのだ。

そうした葛藤や悩みをどうのりこえてきたのか。それこそが、同じ葛藤や悩みをのりこえるたいと望む僕達にとって、真に必要なアドバイスだと僕は考えるからだ。

視野を広げるために。そして、視点を変えるために。

海外の著者の本を読もう。

英語で読めれば一番いいが、翻訳されている本でもかまわない。

海外の本を読んだほうがいい。

そして、YouTubeもできるだけ海外の著者の発信してるものを見てみよう。

以下にオススメの著者の動画をいくつか紹介していおく。

  • ティム・フェリス

  • マリエ・フォーリオ

  • セス・ゴーディン

オススメの本はこちら。

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エピソードはApple PodcastSpotifyのいずれでも聴ける。

楽しんで!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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