収入が増えても支出を減らさなければ「自由」を失う-みんなお金を使うことばかり考えていて、お金がもたらしてくれる自由にあまりにも目を向けていない

やぁ、みんな!

昨日 YouTube で僕が好きなティム・フェリスとモーガン・ハウセルがお金について話をしていて、モーガンが「みんなお金を使うことばかり考えていて、お金がもたらしてくれる『自由』にあまりにも目を向けていない」と語っていて「なるほど」と思った。

モーガンはこのことを説明するエピソードとして、医師である父が60代で「医者をやめよう」と決意した翌日にすぐにリタイアすることができた話を持ち出していた。

医師だったモーガンの父は、それなりに収入があったにもかかわらず、昔からほとんどお金を使う習慣がなかったという。

当然、モーガンのまわり(同僚)は高級車に乗ったり、子供をいい学校に行かせたり、お金をガンガン使っていた。そうした光景を見て、モーガンは一時期お金を使わない父を軽蔑していた時期すらあったと言う。

しかしモーガンの父は正しかった。彼は60歳ぐらいになり、ある日医師としての仕事は「もういいや」と思い、その翌日にすぐにリタイアすることができた。

それができたのはモーガンの父が十分な貯蓄があったからこそだとモーガンは言う。

モーガンが言うには。彼の父の同僚は、「やめたい」と思っても、あと10年はイヤでも働き続けなければいけない環境にあった。それは支出が膨れ上がり、経済的に「仕事をやめたい」と思っても、やめられない状態になっていたからだと言う。

つまりモーガンの父は若い頃から支出を抑えることで、「自分が生きたいように生きる権利」を手にしていた。

モーガンはそのように語った。

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抜け出せない「ラットレース」

君はこの話からどんなことを感じただろう?

僕はこの話を聞いて、あらためてムダな支出はおさえて、お金を大切にすることの大切さを感じた。

昔の僕もそうだったが。収入が増えると、その分支出を増やしてしまいがちだ。

いい家に住みたい。いい車に乗りたい。いい服を着たい。いい時計をしたい。

そう思わされるように、テレビや街は広告で溢れている。

お金を使うことによほど意思的にならない限り。僕たちはそうした環境から、収入が増えると支出を増やしてしまうのだ。

問題は、収入が増えても支出を増やし続けていけば、いつまでたっても「ラットレース」から抜け出すないことだ。

まるでジムにあるランニングマシンの上を走り続けるように。いつまでも走り続けなければいけなくなる。

たとえ収入が増えても、支出も同時に増えて収支がプラスマイナスゼロ近くになってしまえば。当然貯蓄も増えていかない。

そうすると、モーガンの父のように。いざ仕事をやめたいと思ったり、何か新しい一歩を踏みだそうと思っても。「その余裕がない」ということになる。

つまりどれだけ収入が増えても、支出を増やし続ける限り。

いい家、いい車、いい時計、いい服を手に入れる代償に、僕たちは「自由に生きる権利」を失っているということになるのだ。

考えなければいけないこと

僕達はあらためて自分達が本当は何を欲しているのか。

ここであらためて考えなければいけない。

それは言うまでもなく、「自由に好きに生きること」なのではないだろうか。

もしそうなら、僕達がやらなければいけないことは支出を増やしていくことではない。むしろ、支出を減らしていかなければいけないのだ。

支出を減らして豊かに生きていく方法

一方で、少なくとも僕は、「とにかく支出を削るべきだ」とまでは言うつもりはない。

僕は自分にとって本当に大切なことにお金を使うことは大切だと思っている。そうしないと、人生が貧しくなってしまうからだ。

たとえば君にとって「旅行に行く」ということがものすごく大切で、豊かさを感じることができることなら。旅行に行く時は惜しみなくお金を使えばいいと思う。

その代わり、自分とってそこまで重要でないものへの支出を徹底的に減らしてみることだ。

たとえば洋服、車、家などに対する支出を最低限のものにしたらどうだろう。

たとえば僕自身も服はほとんどがユニクロだし(ユニクロ最高!)、車は持っていないし、家に関しても所有せず、家賃もそこそこのところに住んでいる。

そんな感じで生きていれば、本当に自分が大切なことに十分なお金を使いつつも。そうお金を使わずに生活していける。それが今の僕の実感だ。

まとめ

お金を稼ぐことは大切だ。でも、その分支出が増えてしまったら、僕たちはずっと資金繰りに奔走しなければいけなくなってしまう。ラットレースから、いつまでたっても抜け出せない。

大切なことは最低限の支出で幸せに生きていけるお金の使い方を身につけることだと僕は思う。

そんなお金の使い方を身につける方法については、次の記事に書いたので参考にしてほしい。

お金を使わずに幸せに生きる生き方を身につける。これこそが本当に幸福な生き方だと、僕は思うんだ。

肝心のYouTubeはこちら(全部英語なので、注意)。

ちなみにモーガンの本はこちら。

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楽しんで!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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