「他人に任せる」ことこそ自分の役割を全うすることである-本田健さんの「運命をひらく」刊行講演会(グランフロント大阪)から

昨日は本田健さんの「運命をひらく」の刊行記念講演会(@グランフロント大阪店)に行ってきました。

運命をひらく 生き方上手<松下幸之助>の教え” style=”border: none;” /></a></div>
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本田健
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本田健さんとははじめてお会いしましたが、思ったより人間味がある人でした(笑)。スマートで、キレッキレッのイメージがあったので、いい意味でギャップがありました。

本書は松下幸之助さんの生き方にスポットライトを当てています。

彼がなぜ成功できたのかについて書いてある本と言えるわけですが、いくつかある要素の中で「他人に任せる」という切り口が個人的に興味をそそりました。

なぜなら講演中まさに健さん自身が「他人に任せる」を実践していたからです。

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「他人に任せる」とは、自分のやりたいことだけに専念すること

「他人に任せる」ということについて、講演で健さんは、松下幸之助さんは病弱だったため、逆に人に頼らざるを得なかったことを話されていました。

松下幸之助さんは若い頃は布団の中から従業員に指示を出していたこともよくあったようです。

また世界中を講演して回っているドクター・ディマティーニさんの話も例に出されていました。

ディマティーニさんは講演活動、執筆、旅行等、自分の本当にやりたいこと以外やらないというスタンスを貫いているそうです。

ちなみにディマティーニさんの本ではこちらがオススメです。

正負の法則 一瞬で人生の答えが見つかる
ドクター・ジョン・F・ディマティーニ
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健さんによれば、ディマティーニさんは運転すら自分ではやらないそうです。自分がやりたいこと以外は徹底して他人に任せているとのことで、健さんも参考にしているとのことでした。

そんな話を聞いた後だったからか、健さんの行動にも目がいってしまいました。

健さんはスライドを使って講演されていたのですが、彼は立ったまま、片方の手ではマイクを持ち、もう片方の手はポケットの中にいれていました。

そこで僕に1つの疑問が生じたのです。「この人はどうやってスライドを進めているのか?」ということです。

講演のスライドすら自分では変えない

結論からいうと健さんの「はい」というタイミング(合図)でスタッフさんがスライドを変えていました。

これにはちょっと驚いてしまいました。今まで僕が受けてきたセミナーでは、講師が全員自分自身でスライドを変えていました。

スライドを変えること自体、リモコンを持てばそんなに手間はかからないように思います。その手間ですら、他人に任せる。この点はまさに「他人に任せる」を体現している。そう感じました。

この「他人に任せる」ですが、サインの時の本田健さんからもその徹底ぶりを感じてしまいました。

健さんから「自分の役割に専念する」オーラを感じる

講演後、サイン会が開かれました。「運命をひらく」を持参した場合、本田健さんからサインをもらえるという仕組みです。

この時もスタッフさんが本を受け取り、本を見開きサインだけすればいいように本田健さんに本を渡していたのが印象的でした。

健さんはサインを書くことと、ファンと握手することに専念していたのです。ちなみにそのシンプルなサインはこちら。

もちろん、サインする人数が多かったからという理由もあるでしょう。

しかし個人的には、健さんから「自分の役割に専念する」というオーラを感じました。

自分の役割に専念することこそが社会貢献になる

僕は今までかなりの自己啓発書を読んできましたが、やはり人生をハッピーに生きるためには「やりたいことをやって、やりたくないことをやめる」ことが大切だと感じています。

今回の「他人に任せる」もその手段だと僕は考えています。

自分が得意なこと、好きなことに時間をできるだけ注ぐこと。これが僕達の役割を全うすることに繋がる。僕はそう考えています。

そのためにはできるだけ自分の役割(得意なこと、好きなこと)以外のことは、他人に任せたほうがうまくいくのです。

なぜなら他人にも僕達と同じように役割があるからです。

お互いが得意なこと、好きなことで貢献しあえばいいのです。そうすればみんなハッピーに暮らせるというわけです。

僕達が「苦手なこと、嫌だ」と思うことを「得意、好き!」と言ってくれる人にそれをお願いする。僕自身はこれを実践してきたわけですが、さらに強く意識していこう。

そう決意することができた講演会でした。

健さん、ありがとう!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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