昨日仕事をしていてふと、一年前くらい前に勝間和代さんの前でプレゼンをした時に言われたことを思い出しました。その日のことを書いたエントリーはこちら(プレゼンとは別のことを書いてますが)。
「プレゼンでは相手の聞きたいことを言う」
勝間さんと、勝間塾の皆さんの前で簡単なプレゼンをしたわけですが、この言葉が刺さりました(笑)。確かにその時は「自分が伝えたいこと」しか喋ってなかったことを痛感しました。
しかし昨日、上司に報告書を書いている時に、「あぁー、そういうことだったのかー」とようやく自分の中で腑に落ちたのを実感しました。
そして一年前わかったつもりになっていたわけですが、まだわかってなかったことにあらためて気づかされました。
発信とは、自分と他人の「真ん中」をいくこと。昨日ようやくこのことをあらためて理解することができたのです。
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「自分が伝えたいこと」しか相手に言っていないか?
あなたは他人から「言いたいことがよくわからない」と言われたり、自分が書いたことに対し「長くて何を言いたいかわからない」と言われることはありませんか?
それは一言で言えば、自分の言いたいことしか発信していないからでしょう。
特に自信がない人、例えば社会人になりたての新人にこの傾向が強く見られます。不安だから、とりあえず全部報告しようとするのです。
あなたにも新人から不要な情報をダラダラと報告されたことはありませんか?
そこに今回のヒントがあります。ポイントはその時、あなたが新人に対してどう感じたかです。
「聞きたいのはそこじゃないんだけどな」
そう思ったのなら、あなたが改善するところもまた同じということです。
そう。相手が「聞きたいこと」を話すようにすればいいのです。
相手が知りたい情報を想像すること
もう少し正確にいうと、「自分が言いたいこと」と「相手が聞きたいこと」の両方を意識するということです。
自分が言いたいことと、相手の聞きたいことの「真ん中」を意識して喋るということです。このことは先日書いたエントリーにも書いています。
社内の報告書でいえば、まず自分が伝えたいことは何か考える。実際書いてみてもいいでしょう。そのうえで、相手がどんな情報が知りたいのか。想像してみるのです。
不要な情報は相手にとってはノイズ(邪魔な情報)になります。そういった情報は思い切って省くのです。
例えば上司から自分の企画の承認をとりたい場合。大抵の上司は細かいところは気にしません。方向性さえあってれば、OKをもらうことができます。
にもかかわらず、細かいところを一生懸命書いた場合、上司はどう思うでしょうか。あなたの情報はその内容を「読みたくない」とすら思うかもしれません。
もしどうしても自分としては説明しておいたほうがいいと思うなら、そこは上司が読みたければ読めるように、添付資料をつけることにとどめるなど工夫をすればいいのです。
どの情報が相手にとって必要で、どの情報が不要か。これは経験値が必要になることは確かです。上司の必要な情報を新人がいきなり理解することはまず無理でしょう。
ではどうするか。これはひたすら日々「相手が聞きたい情報は何か」を意識するしかないのです。訓練あるのみです。
一方、今日からすぐ使えるテクニックをお伝えするとすれば、「1日置いてみる」も効果的です。
「1日置いてみる」と他人の視点に近づける
これは僕が新人時代、上司から教わったテクニックです。
例えば社内の報告書が完成したら、あえてその日に出さずに翌日チェックするようにします。
そうすると少なくとも昨日の自分とは視点が違いますから、誤字脱字にも気がつきますし、「ここの表現は不要だな」と気がつくことが多々あります。
少しだけ「他人の視点」を体験できるのです。
ただこれはあくまで「他人の視点」に近いというだけで、根本的な解決にはなりません。
自分が伝えたいことと相手に伝えたいことのバランスを取ること。相手が知りたい情報は何か。常に意識して発信し続ける。
このことを知るだけで、きっと意味はあります。あなたもきっと僕と同じように、いつか「あー、そういうことだったのか」と気づくでしょう。
それまで意識して、他人に発信していくようにしてみてください。
今日の話の理解を深めるには、こちらの本がオススメです。
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