「上司に相談しにくい」相手に気持ちよく話を聞いてもらう3つのポイント

上司に相談がしづらい。日常でそう悩むことはないですか?

たとえば上司が忙しいそう。あるいは、普通に相手が相談しづらい、など笑。

僕も若い時はこの問題によく悩みました。報告しづらい話を、相手の機嫌が悪い時に相談してしまう。結果,めっちゃツメられたり。

そんな数々の手痛い失敗をくりかえしてきた経験と、私自身が今、相談を受ける側になったこともあり。

今日はですね、どうしたら忙しい・不機嫌な上司が相手でも、うまく相談ができるようになるのか。

今日から簡単にできるポイントを3つほどお話ししますので、ぜひ試してみてください。

それでは早速参りましょう!

おっと、その前にお知らせです。

8名限定のタスク管理を学ぶ「塾」に入りませんか?

本編に入る前に、お知らせです。タスク管理を学ぶ塾に入りませんか?というお話です。

僕はですね、今1年かけて月1回、オンラインでタスク管理を学ぶセミナーを開催しています。

具体的には月1回90分のオンラインセミナーを、1年間かけて全12回で開催する講座です。8名限定の少人数制の講座です。

タスク管理や仕事を速く終わらせるスキルって、やっぱり独学で身につけるのはとても難しいんですね。

過去のセミナー受講生の中にも、これまで本をたくさん読んできたけれども、働き方をうまく変えられなかった。

そこでたまたま僕のセミナーを知って「これはお金を払ってでも習った方が早い」ということで受講してくださった方が多いです。

結果、みなさん1年後、残業ゼロをはじめ、望む働き方を手に入れられています。

多くの人が見落としているのは、タスク管理や仕事を速く終わらせる能力って、テニスやピアノと一緒でスキル・技術だということです。

スキル・技術を身につけるためには、自分で練習してももちろんいいんですけど、人に習ったほうが早く上達しますよね。

テニスやピアノだったら、コーチとか先生に習う人も多い。仕事も同じです。習いごとの感覚で毎月セミナーを受けていただくと、独学でやるよりもずっと早くタスク管理の技術、仕事の実力を身につけることができます。

タスク管理も仕事も、やっぱり「正しいやり方」があります。それをきちんと基礎から教えてもらうというのが、仕事がデキるようになる一番の近道なんです。

ということでこの講座、初回(第一回)9/18(水)20時〜21時半で開催します。働き方を劇的に変えたい方はこの機会にぜひご参加ください。

詳細は以下のリンクをご覧ください。

お待たせしました。それでは本編に入りましょう。

(※)この話はPodcastでも話をしています。映像や音声で楽しみたい方は以下よりお楽しみください。

相手が機嫌が良さそうな時に声をかける

「上司が忙しそうで、ちょっと相談しにくい」

先日同僚がそう、悩んでいたんですね。

そこで3つほど、簡単にアドバイスしたら。すぐに相談できたみたいで、とても喜んでもらえました。

みなさんにも役立つはず。そう思ったので、今日はその3つを紹介したいと思います。

まず一つめ。相手が機嫌が良さそうなタイミングで声をかける。

当たり前と感じるかもしれませんが、これ、できてる人意外と少ないです。なぜこれが大切なのか。

それは、相手がこちらの話を聞いてくれる状態かどうか。これが、相手がこちらの相談に真摯に対応してくれるか。気持ちよく話を聞いてくれるかを決めるからなんです。

これはちょっとでも、相談される側の立場を想像してみればわかります。

たとえば自分が目の前の仕事に集中してる時や、忙しい時に声をかけられると「今声かけないでくれよ」と思いますよね(笑)。

こういう時に上司に声をかけてはダメなわけです。

そうではなく、たとえば相手が雑談をしていて笑っている時とかに声をかけるんです。相手を観察すれば、忙しそうとか、機嫌よさそう、とか。大体わかりますよね。

なので、大原則としては。相手の機嫌ができるだけ良い時に相談に行く。これを心がけましょう。

当たり前のことなのですが、若い時の私はこれができてませんでした。早く上司に相談してスッキリしたくて、相手のタイミングより自分のタイミングを優先してしまっていたんですね。

もちろん、至急相談しなければいけない時はやむをえません。でも、そうでない時は。相談するタイミングってめちゃめちゃ大切です。

少し時間をおいてでも、相手が機嫌がよさそうな時を見計らって相談にいく。このことを常に心がけてください。

そうは言っても、相手の機嫌がよさそうな時がよくわからない。そう困る人もいるでしょう。

そんな人のために、次のアドバイスがあります。キーワードは「相手が席を立った時」です。

相手が席を立った時がチャンス!

上司や相談相手に声をかけるベストのタイミングの一つ。それは、相手が席を立ったタイミングです。

厳密に言うと、相手が席を立って戻ってきた時に声をかけるのです。

なぜこれが効果的なのか。それはこのタイミングであれば、声をかけることが相手の仕事の中断にならないからです。

先程も少し書きましたが、相談相手が急に声をかけられるのイヤな理由は、せっかく集中して作業しているのに、声をかけられることで中断されるからなんですね。

席に戻る時に声をかければ、相手が何かの作業に没頭している可能性は低い。だからこそ、相手が気持ちよく相談にのってくれる可能性も高くなる、というわけです。

たとえば職場でタバコを吸う人とかはわかりやすいです。彼・彼女は定期的に席を立ってタバコ吸いに行くじゃないですか。

タバコを吸って、スッキリして戻ってきたタイミングで声をかけるんです。そうすると、相手もまだ仕事をはじめてない。

そうすると基本的にはイヤな顔をせず、相談にのってくれることが多くなる、というわけです。

ここでのポイントは、相手の仕事を中断しないことを心がけるということです。このことを理解すると、次の3つめのアドバイスがスムーズに頭に入ってきます。

3つめのアドバイス。それは、事前にチャットで打ち合わせの時間を調整してしまうことです。つまり、相手の都合がいい時間帯をチャット等で事前に聞いてしまおう、ということです。

相談のタイミングを事前にすり合わせる

相談される側からすると、中断されるのがすごくイヤ。少し前にそう書きました。

相談される側としては、理想を言えば。自分が話を聞きたい時に相手から相談を受けたいわけです。

どうしたらこれを実現できるでしょう。それは、相手に都合の良いタイミングを聞いてしまえばいいのです。

具体的には、こちらからチャットやメールで以下の通り連絡します。

「お時間がある時に相談に伺いたいのですが、本日ですといつ頃がご都合よろしいでしょうか」

そうすると、たとえば相手から「今からでもOKです」ときたりします。そしたら、すぐに相談をします。

あるいは「午後13時以降ならいつでもいいですよ」と返事が返ってきたりします。

そしたら、「午後に相談に行きます」あるいは「午後に電話します」と伝えればいいわけです。そうすると、相手も心の準備ができているので、気持ちよく相談に応じてくれるというわけです。

もっといいのは、打ち合わせのように時間を決めてしまうことです。

先程の例でいえば「では、13時に伺いたい(あるいは電話したい)と思います。よろしくお願いします」と返事すれば100点です。

なぜこれが効果的なのか。先程の「相手の仕事を中断しない」という原則を思い出してください。

相談相手はたしかに午後ならいつでもいいと言ったので、あなたが午後に相談に行っても文句は言わないでしょう。

でも、午後いつくるかわからなければ、相談に行った時に何かしら仕事・作業をしている可能性があるわけです。

そこで声をかければ、相手は仕事・作業を中断せざるを得なくなる。そうすると、相手としては「中断された」と感じることになります。

そうならないために時間を決めてしまうのです。「13時に行きます」と連絡しておけば、相手も13時にはあなたと話を聞く準備ができています。

おそらく中断されても問題ない簡単な仕事をしていたり、あるいは仕事をせずにあなたを待っていることでしょう。

こうなれば気持ちよく打ち合わせに入っていける、というわけです。

ということで、言われてみると当たり前のアドバイスだったかもしれませんが、3つのアドバイス。やると効果抜群ですので、ぜひ試してみてください。

最後にまとめます。

まとめ

上司などに相談する時の大原則。それは、相手の機嫌がいいときを見計らって相談をするということです。

機嫌が悪い時に行くと、くそみそに怒られたりしますので、出来る限り相手が機嫌が良さそうな時に声をかけに行く、相談しに行く。

これがまず大原則ですね。

アドバイスの2つめは、相手が席を立った時がチャンス、戻ってきた時に相談しましょうということでした。

そうすることで相手は仕事を中断させられずに済むので、気持ちよく相談に乗ってくれる可能性が高くなります。

アドバイスの3つめ。チャットなどで事前に都合がいい時間帯を聞いて、打ち合わせのように何時に相談に行きますなどと決めてしまうということでしたね。

相手もそうして打ち合わせを予定しておけば、気持ちよく応じてくれる可能性が高くなります。

いうことで、この3つですね。ぜひ試してみてください。

今日は以上です。それではまた次回お会いしましょう。それまで、お元気で!

(※)この話はPodcastでも話をしています。映像や音声で楽しみたい方は以下よりお楽しみください。

お知らせ

9/18(水)の20時から、月1回90分、1年間にわかり毎月「30分仕事術×タスク管理」を教えるオンラインの塾・セミナーを開講します(全12回)。

8名限定の少人数制ですので、働き方が劇的に変わります。興味がある方はこの機会にぜひご参加ください。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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