ムダな時間を先取りすると生産性は逆に高まる

朝4時台に起きるのも大分習慣化してきました。

身体がまだ完全に慣れていないせいか、身体に少し負荷がかかってる気もしますが、大きな問題はありません。

それを考慮しても、早朝の生産性には驚きます。しかしその生産性が高い故に、気をつけないと問題もおきます。

僕の場合、「ムダな時間が減ったこと」が逆に「問題」となりました。

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ずっと集中してしまうのが逆に問題となる

生産性が高くなって、ムダな時間が減った。普通に考えたら理想的に状態です。しかし、実はそうでもないのです。

なぜなら僕にはムダな時間が必要だからです。(これは僕の考えですが)人間はある程度ムダな時間が必要だと思うのです。人間は機械ではないからです。

4時台に起きることが習慣化する前は、夜寝る前に読書や映画を見たり、散歩したりとリラックスする時間がありました。

それはそもそもその時間帯には脳のエネルギーが残っていなかったので、よほどの気力を絞らないと執筆など頭を捻り出す作業をする気にならなかったからです。

これは執筆などの時間に比べれば、リラックスすることが目的であり、一見ムダな時間とも捉えられるわけです。

一方、朝4時台は脳のエネルギーがフルの状態のため、1時間集中して執筆することは全く苦ではなくなります。簡単に没頭することができます。

その分、ムダなことに時間を費やすのがもったいなくなってしまうのです。その結果、気がついたら家をでるまでずっと集中してしまうという事態となりました。

これが気がつけば「疲れ」に繋がっていました。

突如訪れた「疲れた」という感覚

自分の問題に気がついたのは、「なんか今日疲れてるなぁー。ゆっくりしたいなぁ」という自分の心の声でした。

早起きしているといっても、睡眠時間を削っているわけではありません。毎日7時間以上寝ているわけです。それでも疲れてしまうというのには、理由があることはすぐにわかります。

そこで最近リラックスした時間が少なくなっていることに気がついたのです。

そのことに気がついたので、今日は30分くらいはあえてゆっくり紅茶を飲みながら読書をして、家を出ました。

このままいくと「強制終了」が起こる。直感的にそう感じたからです。

ムダな時間を先取りすることで長期的に生産性は高まる

僕達は普段、ムダな時間やリラックスした時間を積極的にとろうとしません。やりたいことが多すぎるからです。

そうすると、まるで強制終了のように突如無気力になり、丸一日ダラダラと過ごしてしまう。あなたはそんな経験はありませんか?

僕自身、この症状が昔よくあらわれていました。そして一日が終わった後、「あー、ムダに過ごしてしまった・・」と後悔し、罪悪感を味わうのです。これでは自己肯定感が下がってしまいます。

自己肯定感に大切なことは、自分をコントロールできている感覚を持つことです。そのために、あえてムダな時間を事前に確保するも必要です。

これも自分のマネジメントなのです。強制終了する前にあえてリラックスする時間を確保することで、長期的には生産性が高まるのです。

一日少しの時間でいいのです。今日からあえてボーッとしたり、ゆっくりコーヒーを飲んだりしてみてくだい。散歩はかなりオススメです。

それだけで、あなたの人生に彩り、潤いが生まれてくるはずです。

最近は朝寒すぎるので、散歩をする時は早寝早起きにこだわらなくてもいいかなと思ってます。リズムができるまで、色々と試してみようと思ってます。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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