サラリーマンは「やりたいことができない」は幻想である

あなたにとって「自分らしい働き方」とはどんな働き方だと思いますか?

その1つの答えは、あなたが仕事中「やりたいことをやって、やりたくないことをやめている」状態です。

昔僕自身もそうでしたが、がんばって仕事をしている人ほど、実はこの状態が実現できていなかったりします。他の人に任せればいい仕事を、自分の責任感から自分が「やらなければならない」と思い、やってしまうのです。

そうすると仕事の割合の中で必然的に「やりたくない仕事」が増え、「やりたい仕事」の割合が減っていきます。

こうなると人はハッピーに働けないわけです。

今あなたが働いていて「辛い」と感じるなら、あなたはあなたらしく働いていない可能性があります。

あなたにまず必要なことは、今の仕事で「お金を払ってでもやりたいこと」を見つけることです。

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今の仕事の中にある自分の「好き」を見つける

以前受けたセミナーで「自分がお金を払ってでもやりたいことが、今の仕事の中でないか」という問いを受けたことがあります。

そのセミナーを受講した時のエントリーはこちら。

僕自身、今のサラリーマンとしての仕事でやりたいことは「ない」と思いこんでいました。

しかしあらためてこの問いを自分にしてみたところ、人と会って話をすること、人に自分の得意を教えること。この2つは自分が好きなこと、やりたいことだと気づくことができたのです。

サラリーマンとして働く仕事の中でも、自分が好きな仕事があるという発見は新鮮でした。そして自分のやりたいことを知ると、自分がやりたくないことに時間を割くことが減っていきます。

「やりたくない仕事」を勝手に引き受けてないか

昔の僕は、責任感から自分がやりたくない仕事もたくさんやっていました。

組織を統括する立場として「やらなければならない仕事」を勝手に作り出して、自分としてはがんばってたくさんの仕事をこなしていました。

その結果、今思えば自分がやりたい仕事にかける時間はどんどん減り、やりたくない仕事が膨大に増えていきました。

そうすると働いていて辛いし、自分ががんばってる分、他人に厳しくなってしまっていました。当時はよく他人を裁いていました。

「自分らしく働いてなかったなぁ」と思います。

僕自身昔をふりかえると、やりたくない仕事をやめていったことが今の「自分らしい働き方」を確立する一歩となりました。

そうして「組織で働く意味」を考えるようになったのです。

組織で働くメリットを享受しているか

なぜ僕達は組織で働いているのか。それはお互い役割分担ができるからだと思います。

ここに、「自分らしい働き方」を考える本質があると思うのです。

人それぞれ、得意なこと、好きなことは違います。

僕が簡単にできることは、他人とっては難しいこともあるでしょう。その逆もしかりなわけです。

だったら他人には難しいけど、僕には簡単なことを僕がやる。そして僕が苦手なことは、それが得意な人に任せる。

こうすれば、サラリーマンとしての仕事でも「やりたいことやり、やりたくないことをやめる」を実現することができるわけです。

実際、今の僕はこの状態を実現しています。

「やらなければならない」と思っていた仕事をやめました。昔の僕は、自分がやらなければ他人は誰もやらないと思ってました。

今思えば恥ずかしいのですが、自分がやらないと組織が回らなくなると思っていたのです。

しかし現実は違いました。僕がやらなければ、誰かがそれをやってくれるのです。当たり前なのですが、組織は僕がいなくても回っていくのです。

逆に僕は同僚の仕事を奪っていたことに気がついたのです。人は元来頼られるのが嬉しいということを忘れていたことが原因でした。

自分の役割を全うすることこそが、真の貢献

自分がやりたくない仕事は他人に任せる。人にお願いしてもいいのです。

人は元来人の役に立ちたい生き物です。自分が得意なことや好きなことなら、喜んでやってくれる人も実際にいます。僕もそうですが、頼られるのは嬉しいものがあります。

だからやりたくない仕事は他人にお願いする。その一方、僕達は自分の役割を全うすることです。

自分が得意なこと、好きなことで貢献するのです。やりたくない仕事にかける時間を減らし、やりたいことにかける時間を増やしていく。

これこそが僕達が与えられた役割を全うすることであり、社会に貢献することだと僕は思っています。

先日受けた本田健さんのセミナーでも、他人に任せる重要性が語られていました。

そして大切なことは、やりたいことを会社という場所だけに求めなくてもいいということです。

サラリーマンでもやりたいことは実現できる

現実問題、あなたがやりたいことが今の会社で実現できないこともあるでしょう。それなら僕のようにブログ、セミナー、書籍で世の中に貢献すればいいのです。

やりたいことはサラリーマンをやりながらも実現できるのです。

サラリーマンとして働く時はその時間の中で自分がやりたい仕事で貢献する。それ以外の時間は自分がやりたいことで他人に貢献する。

こういう働き方、生き方もあるということをあなたにも知って欲しいのです。

そういう意味で「自分らしい働き方」は人の数だけあります。そしてあなたにとっての「自分らしい働き方」を知ることは、あなたの人生をハッピーにする大切な要素になるのです。

だからこそ、「自分らしい働き方」についてあなたと一緒に考えたい

今日の「自分らしい働き方」を一緒に考える機会があります。2/19(日)の午前中に大阪で僕が主催するセミナーです。

当日は「自分らしい働き方」をテーマに、サラリーマンでありながらビジネス書を7冊だされている北真也さんもお招きします。

当日は質問やディスカッションの時間にたくさんの時間を割きます。そういう意味では一方的に話を聞くだけ終わらない、価値あるセミナーになるはずです。

自分一人では、「自分らしい働き方」を見つけるのは難しいです。そしてその実現にむけて行動することはもっと難しいのです。当日はあなたが「行動」するためのノウハウについてもお伝えしたいと思います。

「自分らしい働き方」へ一歩踏み出す自分の姿を想像したら、ワクワクしてきませんか?

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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