TaskChuteのタスクのセクションはどのように決めるのがよいのか。その疑問にお答えしよう

前回のエントリーに書いたように、TaskChuteではセクションという概念が存在する。

TaskChuteでもでてくるセクションという概念は何か | いつでも スタオバ!!!

タスクリストを作る際、どのタスクをどのセクションに入れたらいいのか。疑問が生じると思う。

今日はこのテーマでいくことにしよう。さぁ、早速いってみよう!!!

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セクションの設定は迷うなら2時間がオススメ

上はTaskChuteのセクション設定シートの一部だ。例えばセクションAは4時から7時の3時間で設定されている。

セクション毎の時間を何時間で設定するか。それがまずスタートだ。例えば9時から12時の3時間にするか。それとも9時から11時の2時間にするか。

答えはないが、迷うなら2時間で設定してみよう。僕はタスク管理を始めた当初から2時間で設定している。佐々木正悟さんの「クラウド時代のタスク管理の技術」に書いてある通り設定しただけだ。

でも今でもそれが妥当だと思っている。僕は90分に一回休憩を取るので、2時間(120分)だと休憩も併せてちょうど良いサイクルになるのだ。

3時間だとちょっと長いと感じてしまう。でもこれは個人の感覚の問題なので自由に設定して良いと思う。迷うなら、2時間で設定してみよう。

各セクションでの自分の状態を把握する

次に各セクションでの自分の状態を理解することが大切だ。

例えば僕は7時から9時、9時から11時のセクションが一番集中力が高い。この時間帯は考える企画系の仕事に向いている。17時以降のセクションは脳みそが疲れていて思考能力が低下している。この時間帯は頭をあまり使わない作業系の仕事に向いている。

このように各セクションの自分がどのような状態になっているか理解し、そのセクションに向いているタスクを割り当てるようにすればよいということになる。

ここからは一般論として、どのように考えたらいいかガイドラインを書いていこう。

頭を使うタスクは午前中だ

脳みそのエネルギーは朝起きてからどんどん消費されてると考えよう。早朝〜午前中がゴールデンタイムといわれる所以だ。

頭を使うタスクは午前中に入れるようにしよう。

今日中に絶対やらなければならないタスクは極力朝イチで

今日中に絶対やらなければならないタスクというのも1日に幾つかはあると思う。こういうタスクは午後に回してしまうと突発的な何かが起きた時に致命傷になる。

だからこそ、今日中にやらなければならないタスクがある場合は、早い時間帯に組み込むことをオススメする。

17時以降は作業系のタスク中心にしよう

17時以降は脳みそのエネルギーも落ちていて効率が悪い。この時間帯はできるだけ経費精算など、頭を使わない作業系のタスクを数多く処理することを念頭に置いてタスクを割り当てる。

まとめ

脳みそのエネルギーは朝起きてからどんどん消費されている。時間が経過すればするほど効率は落ちる。

この原則を理解していれば、どのセクションにどのタスクを割り当てるかはそんなに難しくない。

原則を知りつつ、自分の特性を踏まえてタスクの割り当てを検討してみてほしい。

ということで、参考にしてほしい!!!

一番大切な早朝はブログ更新の時間のいつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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