苦手な仕事を先送りせずに確実に取りかかるには「朝一番に取り組むこと」

「自分の苦手なことを優先的にやるにはどうしたらいいか」

ブログの読者から質問をいただいたので、せっかくなのでエントリーで回答したいと思います。

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脳のエネルギーが豊富な時間帯に着手すること

自分の苦手なこと、例えば苦手な仕事で問題になるのは「いかにその仕事に着手するか」です。

着手さえしてしまえば、たいていの仕事はなんとかなるものだからです。

しかし多くの人が苦手な仕事、気が向かない仕事をやろうと思っては、先送りしてしまうわけです。

要するにこれは先送り防止の話になるわけです。

先送りを防止する一つの方法は認知リソースと言われる脳のエネルギーが、最も豊富な朝一番の時間帯にその仕事に着手することです。

脳のエネルギーは睡眠でしか回復しないと言われています。

つまり、朝起きた時に僕達は最も脳のエネルギーが豊富であり、時間の経過とともに脳のエネルギーが消費されていくわけです。

そして何かやろうとした時、この脳のエネルギーが豊富にあればその仕事に着手しやすく、夕方とかになって脳のエネルギーが少なくなっている状態では先送りがされやすいというわけです。

例えば朝起きた時に脳のエネルギーが100あったとします。

ブログを書くのにエネルギーを20使うとしたら、朝一であれば書ける可能性が高いわけです。

しかし夜になり、脳のエネルギーを日中消費していて40くらいしか残っていないとします。

このような状態で脳のエネルギーを20使ってブログを書くのはしんどいわけです。

脳としてもその後何が起こるかわからないのに、残り20は怖い。ということで、先送りされてしまうということが起こります。

もちろんこの数値はあくまでイメージしていただくための例ですが、こんな感じのことが脳で繰り広げられていると考えてください。

「自分の苦手なことを優先的にやるにはどうしたらいいか」という冒頭の問いに対しては「朝できるだけ早い段階でそれに取り組もう」が一つの回答となります。

ただし、それでも取りかかれないということもあります。

ではどうしたらいいのか。

また明日以降書いていこうかと思います。

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今日からあなたにできること

苦手なことや仕事は朝できるだけ早い段階で着手してみよう!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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